海外に動き出した星野リゾート!日本旅館の発想ベースに | RBB TODAY

海外に動き出した星野リゾート!日本旅館の発想ベースに

エンタープライズ 企業

星野リゾート代表取締役 星野佳路氏
  • 星野リゾート代表取締役 星野佳路氏
  • 星野リゾート代表取締役 星野佳路氏
  • 会場は満席
  • 星野リゾートは、和のリゾート「星のや」、温泉旅館ブランド「星野リゾート 界」、ラグジュアリーなリゾート「星野リゾート リゾナーレ」といいった3大ブランド戦略を打ち出している
  • デスティネーションスパの一例
  • デスティネーションスパの一例
  •  客が求めるベネフィット
  •  旅先ならではの差別化要素
■日本旅館の考え方やコンセプトをベースにバリ進出

 9日、東京の国際展示場で開催された「SPA&WELLNESS JAPAN 2013」の特別プログラム講演に星野リゾート代表取締役 星野佳路氏と、三井情報 総合研究所R&Dセンター スパ専門家の丸山智規氏が登場。デスティネーションスパの今後や取組みについてトークを行った。

 「海外の人達に私達を選んで頂く時に旅館の名前は大切だ」「たとえば、白銀屋(SHIROGANEYA)という名前は、海外のエージェントは絶対覚えられない」

 満席の会場で国内に約30ヵ所の施設を展開する星野リゾートの星野氏は、冒頭、「集客の効率化」という言葉を使いながらブランドの大切さについて、こう切り出した。星野リゾートは、和のリゾート「星のや」、温泉旅館ブランド「星野リゾート 界」、ラグジュアリーなリゾート「星野リゾート リゾナーレ」といいった3大ブランド戦略を打ち出している。同社では、ある程度の規模を生かしたマーケティングコストを捻出し、海外の人にも施設を覚えてもらえるブランディングを工夫している。

 その星野リゾートが来年、はじめて海外に進出することになりそうだ。完成は9月の予定。バリのリゾートとしてはあまりにも有名なウブドゥに「日本のおもてなしの発想に根付いたリゾート」を作ろうとしている。バリの高級リゾートに来年進出する星野リゾートは後発と言えるかもしれない。しかし、星野氏に言わせると、現在のバリのリゾートは「西洋風のリゾートをバリ風に作っただけ」で、悪い言い方をすると植民地的だという。アジアのある地域に行っても“リゾートの中は西洋”という状態で、むしろ多くはそういう形を作りたがる傾向にあるという。星野氏は「本当の意味でのバリの文化・人々が、自分たちの魅力をアピールできるようにしていく」施設を作りたいという。現在考えているのは、日本旅館の考え方やコンセプトをベースにしたもの。「日本旅館の本質は畳とか障子とかといった形ではないと思っている」という星野氏は、日本旅館の発想は地域らしさが盛り込まれており、それがサービスや魅力を作り上げるときの考え方に表れていると話す。リゾートそのものがその地域に溶け込んで、形としても実践されていくことが重要だとしている。
《RBB TODAY》

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