萩尾望都が初めて挑んだ歴史劇 最新作「王妃マルゴ」が発売開始 | RBB TODAY
※本サイトはアフィリエイト広告を利用しています

萩尾望都が初めて挑んだ歴史劇 最新作「王妃マルゴ」が発売開始

エンタメ その他
(c)萩尾望都/集英社「YOU」
  • (c)萩尾望都/集英社「YOU」
  • (c)萩尾望都/集英社「YOU」
  • (c)萩尾望都/集英社「YOU」
数々の名作で少女マンガの地平を切り拓いてきた萩尾望都さんが、新たなテーマに挑んでいる。自身初となる歴史劇『王妃マルゴ』を女性マンガ誌「YOU」(集英社)にて2012年9月号より連載をスタートした。
この『王妃マルゴ』1巻が、早くも1月25日(金)に集英社から発売される。本作1巻には「YOU」2012年12月号までに掲載された4章分が収録される。萩尾作品史上かつてないほど、恋愛や性に踏み込んだ意欲作として早くも話題を集めている。

萩尾望都さんは、1970年代に『11人いる!』や『ポーの一族』、『百億の昼と千億の夜』などの話題作を次々と発表した。これまでに少女マンガの概念を一気に拡張し、国内を代表するマンガ家となった。
その後も、『イグアナの娘』、『残酷な神が支配する』などで、人の心の内面を掘り下げる。2006年に『バルバラ異界』で日本SF大賞、2012年には国の紫綬褒章を受章した。『王妃マルゴ』は、この受章後初作品となる。

舞台は16世紀フランス。国王アンリ二世とカトリーヌ・ド・メディチの娘マルゴ王女は、素敵な王子様との結婚を夢見る美しい少女。アンリ二世が事故死し、マルゴの長兄フランソワ二世が国王になると、王妃メアリ・スチュアートの叔父・ギーズ公が勢力をのばす。
カトリックのギーズ公はプロテスタントのコンデ公と対立。プロテスタントの反乱軍がアンボワーズ城の宮廷を攻めるが制圧され、何百人ものプロテスタントが首吊り刑になる。

萩尾さんは現在発売中の「YOU」2月号掲載「萩尾望都×池田理代子 歴史的対談」の中で本作の主人公・マルゴについて「自由奔放でいろんなものをぶち壊している感じがして、私は見ていて気持ちがいいんです」と語っている。
一方でマルゴは派手な男性遍歴とスキャンダラスな恋愛で批判を浴びることが多い人物としても知られている。萩尾さんは「ほかの王女さまたちも恋愛をしてはいるんですけど、彼女ほどひどく言われている人はいないので逆に興味を持ってしまって」と対談で明かした。
『王妃マルゴ』1巻は1月25日発売、定価は650円(税込)となっている。また特設サイトも近日オープン予定だ。
[高橋克則]

『王妃マルゴ』 特設サイト(近日オープン予定)
http://you.shueisha.co.jp/ouhimarugo



「王妃マルゴ」  1巻
定価: 650円(税込)
判型: B6判  総頁: 200ページ
発売日:  2013年1月25日
《animeanime》
【注目の記事】[PR]

関連ニュース

特集

page top