3歳では遅い? スーパー教育ママは、4割が「授乳期」を重要視……ポイントは“DHA” | RBB TODAY
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3歳では遅い? スーパー教育ママは、4割が「授乳期」を重要視……ポイントは“DHA”

エンタメ 調査
子供の発育や教育について意識しだした時期
  • 子供の発育や教育について意識しだした時期
  • 子供の性格や気質、雰囲気は、いつ頃形成されるものだと思いますか?
  • 授乳期において、子供の発育・教育のために行った取り組み
  • ヒトの脳におけるDHA含量の変化
  • 妊娠中のDHA摂取と18か月児の発達評価
  • 母親の食生活による、母乳中DHA量の違い
  • DHAサプリメント摂取前後の母乳中のDHA量の違い
  • 順天堂大学・清水俊明教授
 ビーンスターク・スノーは26日、お母さんの子供への教育にフォーカスした、「“教育熱心なママ”の子育てに関する意識調査」の結果を発表した。

 調査期間は10月19日~24日で、事前調査にて「子供の教育に熱心である」と回答した、0歳~5歳の子供を持つ女性500名が対象。まず、「子供の発育や教育について意識しだした時期」を聞いたところ、「子供が生まれる前」が39%で1位となった。以下、「授乳期の頃」(24%)、「子供が生まれた瞬間」(20%)、「幼稚園入園の頃」(13%)と続くが、“教育熱心なママ”の4割にも及ぶ人が、子供が生まれてくる前から、すでに子供の発育・教育について考えていることが明らかとなった。子供が生まれた瞬間までで8割が、幼稚園入園時まででほぼ全ての人が、教育について考え始めていることとなる。

 具体的にはどのようなことに取り組んでいるのか。“生まれてくる前”の行動では、「おなかの子供のために良い物を食べる」(73%)と「散歩をする」(70%)が高かった。“生まれた後”では、「規則正しい生活をさせる」(76%)、「バランスの良い食事を摂らせる」(75%)、「きちんと挨拶をさせる」(74%)、「本を読み聞かせる」(74%)と、しつけに関する項目と栄養に関する項目が高くなっている。

 一方で、「子供の性格や気質、雰囲気は、いつ頃形成されるものだと思いますか?」と聞くと、「授乳期の頃」が36%と4割近くになった。以下、「子供が生まれる前」(35%)、「幼稚園の入園の頃」(15%)、「子供が生まれた瞬間」(12%)と続く。“教育熱心なママ”の8割以上は、ことわざの“三つ子の魂、百まで”で言う3歳児よりも早い段階で、「授乳期の頃までには、子供の性格は決まっている」と感じているようだ。

 そこで、授乳期に焦点をあて、子供の発育・教育のために、どのような取り組みを行ったかを聞いたところ、「子供に語りかける」(77%)が最多で、次点に、「母乳で育てる」(67%)が続いた。そのほか重要だと思うことを聞くと、「授乳の時間を守る」「授乳中に別のことをせず、子供の顔を見たり、話かけたりする」「母乳の質が悪くならないように、バランスの良い食事を心掛ける」など、授乳に関する意見が多くあげられた。しかし、「授乳期の子供のために、母親が食べるとよいと思うものはありますか?」と聞くと、「ない・わからない」と答えた人が54%と半数を上回った。

 あわせて同社では、調査でも焦点となった「授乳期」の発育について、順天堂大学・清水俊明教授にインタビューを実施。清水教授は、「ヒトの一生において、脳や目の機能は、胎児期から乳児期にかけての時期に急速に発達します。この時期にとても重要な役割を担うのが、“DHA”です。たとえば、妊娠後期から乳児期にかけての急速な成長に合わせて、ヒトの脳内に存在するDHAは劇的に増加することが知られています」と、DHAの重要性をアドバイスしている。DHAは、魚介類の脂質に多く含まれる成分だが、細胞膜の柔軟性を保ってくれるとともに、脳のなかでも記憶・学習機能を司る海馬や、目の網膜に多く含まれるといった特性があり、脳や目の機能発達に関与しているという。

 清水教授によると、DHAは赤ちゃんの脳の発達において「神経のネットワークの発達を促す」「神経の情報伝達をスムーズにしてくれる」という2つの役割を持っているが、一方で赤ちゃんはDHAを自ら合成する能力が未熟で、その供給は母親に依存しており、母親が摂取したDHAが、胎盤や母乳を通して赤ちゃんに届くのだと説明している。

 健康な妊婦にDHAとEPAの入ったカプセルを摂取してもらい、生後18ヵ月時に赤ちゃんの運動および心理面の発達を調べる「Bayley乳幼児発達検査」を行ったところ、DHAを摂取していた群では生後18ヵ月になった時、運動や行動情緒発達に良い影響が認められたという。調査によると、魚介類の摂取が週に1回以下と、3回以上食べているお母さんの母乳のDHAを比べるとその量は2倍以上も異なっている。

 そのうえで、清水教授は「妊娠中や授乳中のお母さんはDHAを豊富に含む魚介類を積極的に食べるように心がける必要があります。また、どうしても魚の摂取が難しい場合はDHAのサプリメントの使用も有効です。魚介類の摂取が少ないと感じているお母さんにDHA 350 mgを含むサプリメントを摂取してもらったところ、母乳のDHAが1.5倍に増加しました」と、改めてDHAの摂取を推奨している。
《冨岡晶》
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