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インドがワースト1位に……ソフォス、最新の「スパム送信国ワースト12」を発表

ブロードバンド セキュリティ
2012年7月~9月のスパム送信国 ワースト12
  • 2012年7月~9月のスパム送信国 ワースト12
  • 2012年7月~9月までのスパム送信地域 ワースト12
  • 世界のインターネット人口(出典:Internet World Stats)
 英ソフォスは18日、2012年7月~9月の「スパム送信国ワースト12」に関する最新レポートを発表した。前期に続き、今期も、インドがワースト1位で世界最大のスパム送信国であることがあきらかとなった。

 現在、SophosLabsのグローバルネットワークで取得された全スパムのうち、16.1%がインドから送信されているという。現在、全スパムメールの6通に1通がインドから送信されていることとなる。

 なお、2011年まで1位だったアメリカは、今四半期では3位となっている(前期は4位)。また4連続四半期でスパム送信国ワースト12を免れていた英国は(前回ランクインしたのは2011年の4月から6月までの四半期)が12位に逆戻りした。地域別に見ると、アジア大陸が依然としてもっとも多くのスパムを送信しており、世界の全スパムメールの半数がこの地域から送信され、ヨーロッパ、そして南米がアジアに続いている。

 ソフォスの前期調査によると、全世界のインターネットユーザーの5.3%がインドに集中しており、中国と米国に続いて第3位になっているという。一方で、インドの人口に占めるインターネットユーザーの割合は10.2% に過ぎず、セキュリティ対策がインドでは不十分なため、今後さらに問題が拡大すると予測している。

 ソフォスの上級テクノロジーコンサルタントのグラハム・クルーリーは今回のレポートについて、「インドのPCの多くが、怪しげな商品の販売や数多くのPCを感染させる、悪意のあるスパム目的のジャンクメールを配信して金銭的な利益を得ようとするサイバー犯罪者によって操られているゾンビPCとなっています」とコメントしている。

■2012年7月~9月のスパム送信国 ワースト12
1 インド 16.1%
2 イタリア 9.4%
3 米国  6.5%
4 サウジアラビア 5.1%
5 ブラジル 4.0%
6 トルコ  3.8%
7 フランス  3.7%
8 韓国  3.6%
9 ベトナム  3.4%
10 中国  3.1%
11 ドイツ  2.7%
12 英国  2.1%
その他 36.5%
(52 日本 0.23%)

■2012年7月~9月までのスパム送信地域 ワースト12
1 アジア  48.7%
2 ヨーロッパ 28.2%
3 南米  10.2%
4 北米  9.5%
5 アフリカ 2.9%
6 その他  0.5%
《冨岡晶》
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