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iPhone 5のユーザー争奪戦!対応基地局とキャンペーンで攻勢かけるソフトバンク!

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 9月21日に発売される「iPhone 5」。ソフトバンクとKDDIで、はやくも争奪戦が始まっているようだ。

■プラチナバンド+LTEのエリア拡大を急ぐソフトバンク

 広範囲に電波が届きやすくなる900MHz帯「プラチナバンド」の提供を7月25日より順次開始して、エリア拡大を急ぐソフトバンク。編集部の取材によれば、プラチナバンドの基地局を2000局/月のペースで設置。2年後にはNTTドコモのエリアを超える勢いで準備を進めているという。

 さらに、iPhone 5の目玉となる高速通信「LTE」への対応については、利用可能エリアの広さが気になるところ。ソフトバンクは従来からメインで使用していた2.1GHz帯基地局の9割がLTEにソフトウェアベースで対応可能という。これを利用して、一気にLTEエリアを拡大する見通しだ。同社によれば2012年度内には政令指定都市の100%を、実人口ベースでは92%をカバーする予定だ。都内でも順次エリアを広めていく。具体的にはiPhoneが使用する「FDD-LTE」対応の基地局を全国で2000局/月のペースで増やしていくとのこと。10月の初旬頃には、開局状況を公表できるようにしたいという考えだ。プラチナバンドと相まって、広いエリアでiPhone 5の機能を活用できるようになるという期待感がある。

 一方のKDDIは2.1GHz帯に対して新規に基地局を設置していく。iPhone専用となる2.1GHz帯と、Androidを中心とする既存の800M、1.5GHz帯の基地局でLTEのエリアを拡大。年度末には96%を目指す。数値上ではソフトバンクより上だが、その多くはiPhone 5のLTEに対応しない。

■ PCを持ち歩くか、スマホを持ち歩くか

 KDDIが販売するiPhoneはテザリング機能を搭載するということで注目を集めているものの、じつはこの機能、それほど認知がされていない。楽天リサーチが行った「通信に関する自主調査(2012年4月)」によれば、テザリングの機能を知っているユーザーは15%と少なめだ。

 そもそも、従来のケータイからスマホに変える際の動機として「WEBサイトを見ることができる」「仕事や家のメールを送受信できる」などがある。テザリングがこうしたライトユーザーの大きな購入動機になるというのは考えにくい。テザリングは、ノートPCを持ち歩くビジネスパーソンにとっては確かに便利な機能だが、そうでないユーザーにとっては、それほど重要ではない。

 ソフトバンクでは、iPhone 5の販売開始時にテザリング機能を見送る代わりに、安心感のある定額プログラムを用意した。一般的に、回線への負担増につながるテザリングを許可している端末には通信量の上限が決められており、それを上回れば回線速度が低下するか、追加料金を支払うという。ソフトバンクのiPhone 5で利用できる料金プラン「パケット定額 for 4G LTE」には、定額料の5460円のみの支払いで、制限なくネットにつなげられる。

■購入しやすい状況を作る

 端末料金に関しては同じ。条件によっては「スマートバリュー」プランのあるauに分があるものの、ソフトバンクは購入時にメリットのあるキャンペーンを展開している。そのひとつがiPhoneの「下取りプログラム」だ。たとえばiPhone 5に機種変更する際、iPhone 4Sを1万2000円、iPhone 4を8000円で下取りし、毎月の利用料金から相当分(1000円×12カ月または1000円×8カ月)を割り引く。また他の端末の利用者に対してはホワイトプランを1年間半額にする「iPhoneかいかえ割」を実施する。MNPでの新規購入者への「【新】iPhone かえトクキャンペーン」など多くのキャンペーンを展開している。機能面ではauに一歩後を行きながらも、これらの施策の波及効果がユーザー獲得の結果を左右する。
《RBB TODAY》
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