デルは28日、すぐに稼働可能な仮想化構成済みの新ソリューション「DellvStart」を発表した。中小規模企業向けのインフラストラクチャとなっており、仮想化環境、プライベートクラウドの導入・展開が迅速かつ容易となっている。 「DellvStart」は、サーバ、ストレージ、ネットワーク、ケーブル、および管理ツールをデルのChinaCustomerCenter(中国、福建省厦門)でラッキングしたうえで出荷する、検証済みのパッケージソリューション。VMwarevSphereあるいはMicrosoftWindowsServer2008Hyper-Vに最適化した管理ツールも搭載し、導入ならびに運用サポートサービスと合わせて提供する。第12世代DellPowerEdgeサーバ、DellEqualLogicストレージ、DellPowerConnectスイッチなどのハードウェア群、管理ツールで構成される。 システム規模に応じて、仮想マシン50台までをサポートする「DellvStart50v(VMwarevSphere版)」ならびに「DellvStart50m(MicrosoftHyper-V版)」、100台までに対応した「DellvStart100v」「DellvStart100m」、200台までの「DellvStart200v」「DellvStart200m」の3種類6製品をラインアップする。 VMwarevSphere版では、VMwarevCenterサーバとシームレスに連携する管理ツールを搭載。ハードウェア障害が発生した場合に仮想マシンを退避するなど自動連携が可能となっている。一方MicrosoftHyper-V版では、オプションでMicrosoftSystemCenterを導入することにより、運用管理を自動化することも可能。 DellvStart50v/DellvStart50mの参考価格は1,456万0,688円、DellvStart100v/DellvStart100mの参考価格は1,956万7,022円、DellvStart200v/DellvStart200mの参考価格は3,068万4,598円~となる。いずれも配送料別、消費税込みの最小構成価格。