「席朝族」「弁当男子」の次は「スティック女子」!? ……トレンド総研調べ | RBB TODAY
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「席朝族」「弁当男子」の次は「スティック女子」!? ……トレンド総研調べ

エンタメ 調査
あなたはオフィスでスティックタイプ飲料を利用していますか?
  • あなたはオフィスでスティックタイプ飲料を利用していますか?
  • スティックタイプコーヒー市場規模推移
  • スティックタイプ飲料の優れている点は?
  • 「〈ブレンディ〉スティック」
  • 「スターバックス ヴィア コーヒーエッセンス」
  • 「淡路玉ねぎスープ」
  • 商品ジャーナリストの北村森氏
 トレンド総研は4日、2012年春のオフィスシーンにおけるトレンド「スティック女子」に注目した調査レポートを公開した。

 「スティック女子」とは、「スティックタイプ飲料」を活用してオフィスシーンで好きな飲み物を賢く楽しむ女性たちのこと。「席朝族」「弁当男子」などに続く職場のトレンドとして注目を集めつつあるという。「スティックタイプ飲料」は、粉末が1回分ごとに小分けされており、お湯(または水)とコップを用意するだけで、手を汚したり、分量を量ったりせずに簡単にドリンクを楽しめる。そのため、“お金をかけずに、好きなものを賢く楽しみたい”という女性から、オフィスにおけるドリンク選びでも、経済的なスティックタイプの飲料が支持されたと見られる。実際、「スティックタイプ飲料」の代表的な存在である「スティックタイプコーヒー」の市場規模は毎年右肩上がりに成長しており、2003年には61億円規模だったものが、2011年には279億円規模にまで拡大したという。

 そこでトレンド総研では、実態調査を実施。2月28日~2月29日に20~39歳 有職者女性(オフィスに勤務している人)500名にアンケートを行った。まず、「あなたはオフィスでスティックタイプの飲料を利用していますか?」と質問したところ、20%が「よく利用している」、33%が「たまに利用している」と回答。また、「いつもではないが利用したことはある」と答えた女性も36%にのぼり、全体の約9割が、オフィスにおいて「スティックタイプ飲料」の飲用経験があることが判明した。

 さらに、「オフィスで、スティックタイプの飲料を利用している人を目にしたことがありますか?」という質問にも74%が「ある」と回答。すでに多くの職場において「スティック女子」の姿が目にされている実態が明らかとなった。ちなみに、「スティックタイプ飲料」の飲用経験がある人に利点を聞いたところ、「簡単に飲み物が作れる」(80%)、「保存に便利である」(46%)、「手を汚さずに飲み物が作れる」(42%)、「あたたかい飲み物が作れる」(42%)、「種類が豊富でいろいろな味が楽しめる」(38%)などが上位にあがった。

 実際に各メーカーからはさまざまな商品が登場、新規参入も行われている。たとえば、クリーミーな“カフェオレ”が簡単に楽しめる定番商品「〈ブレンディ〉スティック」は、スティックタイプ飲料の代表格とも言える。一方で、人気コーヒーショップの味が楽しめる「スターバックス ヴィア コーヒーエッセンス」、さらには淡路島の特産品をオフィスで楽しめる「淡路玉ねぎスープ」などもある。

 消費トレンドに詳しい商品ジャーナリストの北村森氏は、「スティック女子」の流行について、「最近では、熱湯も冷水も出るミネラルウォーターサーバを設置するオフィスが増えているので、こうした“スティックタイプ飲料”を飲みやすい環境にあります」とオフィス環境の変化を指摘。さらに「“スティックタイプ飲料”は以前から存在する商品ですが、そのラインナップの増加や味の進化が、女性層に受け入れられた」と分析している。またスティックタイプの“気軽さ”が、メーカーにとっての参入のしやすさ、さらに消費者側の試しやすさとして機能している点も踏まえ、「思わぬヒット商品が、今後も突如登場する可能性を秘めています」と、今後さらに新しいトレンドが生まれる可能性にも予測言及した。
《冨岡晶》
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