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看護士で二児の母、今泉かおり監督がベルリン映画祭こども審査員特別賞

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今泉かおり監督
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  • 授賞式の様子
 2月18日(現地時間)、第62回ベルリン国際映画祭の授賞式が開催され、今泉かおり監督による初の劇場長編作「聴こえてる、ふりをしただけ」(今夏公開)が、ジェネレーションKプラス部門審査員特別賞を受賞した。

 今泉氏は、本業が精神科の看護師という異色の監督。2人の子どもの母親でもあり、同作の撮影は一児目を出産したときの育児休暇中に行われたという。「ジェネレーションKプラス部門」はベルリン映画祭のなかでもユニークなコンペティションで、11人の“こども審査員”が「クリスタルベア賞」と「審査員特別賞」を選出する。同作は日本から唯一、同部門に正式出品していた。

 今泉監督は「みなさんご存知のとおり、日本は昨年震災でたくさんの人が亡くなりました。親をなくした子どもたちも、たくさんいます。この映画は、母をなくした子供がかなしみを乗り越え、成長する姿を描いた作品です。一番嬉しかったのは、子供を描いた作品を、子供審査員の方々が選んでくれたことです」と喜びのコメントを残している。
《織本幸介》
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