【MWC 2012(Vol.1)】エリクソン、トラフィック制御やVoLTE、3Gの高度化など多数出展 | RBB TODAY
※本サイトはアフィリエイト広告を利用しています

【MWC 2012(Vol.1)】エリクソン、トラフィック制御やVoLTE、3Gの高度化など多数出展

ブロードバンド フォトレポート
【MWC 2012(Vol.1)】エリクソン、トラフィック制御やVoLTE、3Gの高度化など多数出展
  • 【MWC 2012(Vol.1)】エリクソン、トラフィック制御やVoLTE、3Gの高度化など多数出展
  • エリクソン・ジャパン CTOの藤岡雅宣氏
  • 【MWC 2012(Vol.1)】エリクソン、トラフィック制御やVoLTE、3Gの高度化など多数出展
  • 【MWC 2012(Vol.1)】エリクソン、トラフィック制御やVoLTE、3Gの高度化など多数出展
  • 【MWC 2012(Vol.1)】エリクソン、トラフィック制御やVoLTE、3Gの高度化など多数出展
  • 【MWC 2012(Vol.1)】エリクソン、トラフィック制御やVoLTE、3Gの高度化など多数出展
  • 【MWC 2012(Vol.1)】エリクソン、トラフィック制御やVoLTE、3Gの高度化など多数出展
  • 【MWC 2012(Vol.1)】エリクソン、トラフィック制御やVoLTE、3Gの高度化など多数出展
 エリクソン・ジャパンは7日、27日からスペイン・バルセロナで開幕する「Mobile World Congress(MWC)2012」の出展概要について報道陣向けの説明会を開催、同社CTOの藤岡雅宣氏がプレゼンテーションをおこなった。

 エリクソンはMWC 2012において「ネットワーク化された社会の形成」「モバイルブロードバンド」「OSS/BSS」など10の事業領域について展示・デモンストレーションを披露する。


■トラフィック対策やVoLTEなど新技術への対応

 同社では2020年までに世界で500億のデバイスがネットワークに接続されると推計。このような、「ネットワーク化された社会の形成」では「あらゆるものが繋がった社会では、社会の動き方が変わる。自分たちの産業を考え直し、発明しなおす必要がある」として、ネットワーク化された社会のデモを行うとした。

 「モバイルブロードバンド」においては、スマートフォンに対してネットワークがどう適応していくべきか、という点から「トラフィックの爆発」や「VoLTE」、「CS Fallback」等について説明を行う。

 まず昨今問題になっている「トラフィックの爆発」については、アプリケーションの状態遷移に伴う制御信号量を抑制する技術を紹介。スマートフォンはフィーチャーフォンに比べてユーザーのデータトラフィックは10倍、制御信号トラフィックは2倍から3倍となる。特に制御信号は複数のアプリケーションが代わる代わるネットワークにアクセスするため、ネットワークに及ぼす負荷が非常に大きいという。そこでエリクソンでは制御信号を抑制するため、端末側とネットワーク側で高速休眠をさせることで状態遷移に伴う信号量を抑制するという。

 また、「VoLTE」は2Gの4分の1という効率的な無線リソースが特徴で、電力消費や音質面でも有利な上、メッセージングやファイルシェアリングなど多様な利用法が可能であり、もはや採用不採用を議論するフェーズは終え、今後はどのように対応させていくかを議論する段階に来ているという。LTEに対応していないエリアにおいて3Gとのシームレスな切り替えを実現する「Single Radio Voice Call Continuity」について紹介するとともに、3G技術については、今回のMWCではいかに効率よくネットワークのキャパシティを上げていくか、パフォーマンスを向上させるかという点に主眼をおいて技術を披露する。

 このほか、マクロセルのカバレッジ内に小出力のノードを配備して高い通信速度を提供するHETNET(Heterogeneous Network)採用によるパフォーマンス向上のデモンストレーションについても実施する予定だ。


■ネットワークの品質管理だけではなくUXの最適化もコミット

 ビジネスサービス領域では、「OSS/BSS」(Operation & Business Suport System)中心に紹介。オペレーターはネットワークの負荷や障害対応だけでは顧客満足を得られず、伝送遅延や設定時間等、アプリケーションの情報を把握しておく事でUX(ユーザーエクスペリエンス)を最適化していく必要がある説明。ブースでは各ユーザー情報モニタリング等の事例を発表する。また、昨年米Telcordiaを買収したことからOSS/BSSの一体化を図ることについても触れた。

 その他にも、M2Mについてはコストの削減やクラウドとの接続における優先処理等の機能モデルを紹介。M2Mのプラットフォームにより、デバイス/モジュールの相互接続認定からデバイス管理から位置管理、SIMプロビジョニング、そして企業・デバイス独自の要件に対するアプリケーションの構築まで、エンド・トゥ・エンドで提供できる同社の強みをアピールするとした。
《東 祐太朗》
【注目の記事】[PR]

関連ニュース

特集

page top