8月にAppleのCEOを退任したスティーブ・ジョブズが10月5日(米国時間)に死去。享年56歳だった。1976年、スティーブ・ウォズニアックとともにアップル・コンピュータ(現アップル)を設立し、パーソナルコンピュータ「Apple I」を発表。その後1985年に当時の社長ジョン・スカリーとの対立が元でアップルを辞職し、NeXT社を設立。1997年アップルによるNeXT買収とともにアップルに復帰、CEOに就任。「iBook」や「iMac」などハードウェアのヒットをつぎつぎに飛ばし、新OSの「Mac OS X」への移行も2001年に開始した。同年、携帯音楽プレイヤー「iPod」を発売し、2007年には「iPhone」を発表し、アップルを躍進へと導いた。ウォルター・アイザクソン執筆による評伝では、晩年の闘病生活は想像を絶するものだったそうだが、その早すぎる死が悔やまれる。