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富士通ら、「共通診察券を活用した健康情報活用基盤構築の実証実験」で新サービスを開始

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「健康情報活用基盤システム」のイメージ
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 出雲医師会、出雲市、富士通などから成る「しまね健康情報活用推進コンソーシアム」は30日、「共通診察券を活用した健康情報活用基盤構築の実証実験」について、12月1日より新サービスを開始することを発表した。

 「共通診察券を活用した健康情報活用基盤構築の実証実験」では、2010年に実施した社会保障カードの実証実験で構築した基盤システムを拡張し、共通診察券(ICカード)を使って住民や医療従事者、薬剤師等が、それぞれの権限に基づいた情報を閲覧できる仕組みを実装。自宅から診療情報(検査・処方)や健康診断情報を照会したり、自宅から外来診療予約が可能となっている。

 コンソーシアムでは10月3日より、共通診察券(ICカード)を配布し、医療機関や自宅から、共通診察券を使って診療情報(検査・処方)・健康診断情報を閲覧するサービスに関する実証事業を、島根県出雲市および大田市で推進している。今回12月1日から、処方情報・調剤結果情報を医療機関・調剤薬局間で共有して、処方・調剤の質の向上や業務効率化を目指す新たなサービスを加える。

 この実証事業は、総務省の「健康情報活用基盤構築事業」として実施されているものとなっている。複数の自治体の参画のもと、各地域が保有する医療情報を安全かつ円滑に流通させるため、広域共同利用型の「EHR(Electronic Health Record)システム」の確立・普及が目的とのこと。「EHR」は、個人が自らの医療・健康情報(診療情報・健診情報等)を“生涯にわたって”電子的に管理・活用できる仕組みとなる。実証実験期間は2012年2月29日まで。
《冨岡晶》
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