スマートフォン盗聴サービスの実態等をデモ(トレンドマイクロ) | RBB TODAY
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スマートフォン盗聴サービスの実態等をデモ(トレンドマイクロ)

ブロードバンド セキュリティ
同一のスマートフォンアプリ、不正プログラムが混入しているのはどっちか?
  • 同一のスマートフォンアプリ、不正プログラムが混入しているのはどっちか?
  • 左側に不正プログラムが混入
  • スマートフォンはむしろPCと共通点が多い
  • PCとスマートフォンの脅威の歴史
  • スマートフォン盗聴の概要
  • 盗聴された通話内容は本体メモリに音声ファイルとして蓄積され送信を待つ
  • 中国製盗聴ツールのコントロールパネル
  • 英語で提供される盗聴サービス、年間349ドルでオンラインサポートも付属
トレンドマイクロ株式会社とKDDI株式会社は11月8日、スマートフォンのセキュリティ上の課題を考える「スマートフォンセキュリティセミナー」を都内で開催した。

トレンドマイクロ株式会社 コーポレートマーケティング部 コアテク・スレットマーケティング課 シニアスペシャリストの内田大介氏は、PC同様のフルブラウザを搭載し、世界規模のユーザを持ち、プラットフォームが共通したスマートフォンは犯罪集団にとって強い動機となりうると述べ、2004年に発見されたSymbian OSに感染するウイルス「Cabir」にはじまり、2009年11月にはiPhoneに感染する「ikee」が発見され、2010年にはAndroidに感染するトロイの木馬型ウイルスが見つかったことに言及し、PCの脅威を追いかけるようにスマートフォンの脅威が進展していると解説した。

それらの脅威は、金銭や重要情報を詐取する目的が明確になっており、なかには、PCのURLフィルタリングを回避するために、ワンクリック詐欺がスマートフォンに移行している例が見られるという。

また、内田氏は、スマートフォンの通話内容を録音しSDメモリに保存する盗聴ツールのデモンストレーションを行った。デモで示された中国製の盗聴サービスを使えば、標的の電話番号を入力し実行すれば、標的にショートメッセージを送って感染させ、その後は、いつ誰とどんな内容の通信を行った等の情報が、コンソール画面から監視が可能となるという。個人のプライバシーはもちろん、企業機密等の危機となると警告した。

内田氏は安全にスマートフォンを利用する5か条として、「セキュリティソフト/サービスを利用し、不正アプリや不正Webサイト対策を行う」「OS/アプリを最新の状態で使用する」「端末に登録したアカウントを管理する」「端末のパスワードロックを行う」「紛失時に適切な対処を行う」を挙げた。
《編集部@ScanNetSecurity》
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