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トヨタホームなど、HEMSを中核にスマートハウス実現へ

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トヨタホームは、スマートハウス実現の中核技術を開発したと発表した。

今回開発したのはホーム・エネルギー・マネジメント・システム(HEMS)、家庭用蓄電池、電気自動車(EV)・プラグインハイブリッドカー(PHV)充電器、非常時給電システム。

これらは環境に対応しながら「家と車のエネルギー連携」を実現する技術で、同時に「ビークル・トゥ・ホーム」(車から家への給電)の先駆けとなる技術となる。HEMSを中核に「車との充電連携」と「車・家庭用蓄電池からの非常時給電」など、車両と連携するシステムを実用化したのは国内で初めて。

開発したHEMSと家庭用蓄電池は、デンソー、ミサワホーム、新神戸電機と。充電器は豊田自動織機、日東工業とトヨタホームがそれぞれ共同開発した。HEMSは、太陽光発電、エコキュート、蓄電池といった家庭内のエネルギー機器とEV・PHVを連携させ、見える化や制御によってエネルギーとCO2削減をこれらの機器は近く販売を開始するトヨタホーム新商品に搭載する。

実現する。例えば、系統電力と連携した蓄電池を備えることで、ピークシフトにより系統電力の負荷が高い時間帯に買電を抑制する。

また、通信でのサービス機能を持つ「トヨタスマートセンター」と連携、外出先から施錠忘れの確認・施錠やエアコンのオン・オフ、帰宅前のお風呂のお湯張りなど、便利で安心な機能も持つ。

家庭用蓄電池はHEMSとの連携で、深夜に充電して昼間のピーク時の系統電力消費を抑制する。時間帯別電灯契約の場合、安価な深夜電力で充電する。また、非常時給電システムと組み合わせることで、停電時にリビングなど特定の部屋の照明器具・コンセントなど、最低限の作動が可能となる。電池容量は8.4kWh(使用時の蓄電量は5kWh)。

充電器はHEMSと連携することで、過度の電力消費を抑制するピークカット機能、タイマー充電に加え、太陽光が発電している時の優先充電機能などの制御によって効率的に充電できる。充電ケーブルを一体として備えているため、毎日出し入れする手間が不要で、ケーブルや充電コネクターをすっきり収納でき、機能とデザインを両立した。

さらに、非常時給電システムは、災害などの停電時でも生活に最低限必要な電力を外部電源から得ることが可能となる。家庭用蓄電池や、トヨタ自動車のエスティマハイブリッドをはじめ、今後拡大するAC100Vを供給可能なハイブリッドカーなどの外部電源からの電力で、住宅内の機器を動作させることが可能となる。

今回開発した機器・システムは、家と車のCO2削減による環境への貢献に加え、電力のピークシフトをはじめとする節電にも役立つ。さらに非常時には「安全・安心」を備える技術となる。

トヨタホームは、これらの機器、システムを新築住宅向けに供給し、エネルギーの効率利用に役立てていく方針だ。
《編集部@レスポンス》
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