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【CEATEC 2011】iPONT、メガネなし3D技術を公開

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iPONT裸眼3Dエンターテインメントイメージ
  • iPONT裸眼3Dエンターテインメントイメージ
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 裸眼3D技術を開発するベンチャーでハンガリーに本拠を置くiPONT Internationalは、同社の裸眼3D技術・製品をCEATEC Japan 2011で公開する。ブースでは、iPONT 3D TVボックスやタブレットデバイス、55型LCDディスプレイなど複数のスクリーンを使用して、技術デモンストレーションを行う。

 iPONTの3Dテレビボックスでは、メガネが必要な3Dコンテンツをメガネ不要の120度マルチビュー3DTV環境へとリアルタイムで変換することが可能。

 iPONTは3Dコンテンツ制作用ソフトウェアツール、クラウドベースの3Dコンテンツマネージメントと配信ソフト、裸眼3Dディスプレイまでフル・ターンキー3Dソリューションを提供しており、ソフトウェアの組み込みによるリアルタイムな裸眼3D変換を可能としている。これらは。既存のメガネを用いた3DテレビやSTBにiPONT社の独自のソフトウェア・アルゴリズムを組み込むことで、裸眼3Dテレビを実現できるという。

 iPONTの技術の特徴は、以下の通り。
・3D放送信号をリアルタイムで裸眼3Dに変換可能
・ライブ3Dテレビチャネル、3Dブルーレイ、3Dライブステレオストリーミン
 グ、3D You Tubeなど既存の3Dコンテンツと互換性を持つ
・メガネを用いない120度マルチビューの広い視野角、クリアな3D映像を実現

 実績としては、2011年7月3日にBBCテレビジョンセンターで、初の3D公共放送としてウィンブルドン選手権男子シングルス決勝戦を試験放送したほか、また、2011年5月にはSky3Dと連携しUEFAチャンピオンズリーグ・ファイナルの模様を、衛星中継信号を同社技術で変換し世界で初めてリアルタイム裸眼3Dテレビ放送をロンドンのスポーツバーで実施した。また、業務用途では世界各地のさまざまなショッピングモールや複数の空港内で3Dデジタルサイネージを使用し宣伝用のスクリーンタイムを提供しているという。

 CEATEC 2011以降のロードマップとしてiPONTでは、年内にもテレビメーカーとの共同開発を開始、2012年の年末商戦に向けた裸眼3D対応製品発売を目標としているほか、モバイル製品向けでは、2011年内にモバイル機器メーカーとの共同発表を開始し、2013年の夏商戦に向けた裸眼3Dモバイル製品の発売を目標としている。
《RBB TODAY》
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