UQコミュニケーションズは、世界で初めてWiMAX2方式のフィールドテストを実施し、モバイル環境において下り速度100Mbpsを超える無線通信に成功したことを6日に発表した。 「WiMAXRelease2(WiMAX2)」は、WiMAXForum標準規格として、現在サービス提供されているWiMAXの技術をさらに高度化したもの。3月に、IEEE(米国電気電子学会)において「IEEE802.16m」として標準化が完了し、5月にWiMAXForumで標準化を完了している。また、将来の移動体無線伝送方式「IMT-Advanced」としても、IEEEと日本からITU(国際電気通信連合)に提案しており、来年に勧告承認の予定となっている。 今回のフィールドテストはサムスン電子の協力のもと、東京都千代田区大手町周辺にて実施された。20MHz帯域幅の電波を利用し、下り速度100Mbpsを超える無線通信に成功したとしている。今後は引き続き、都心の屋外環境での大容量伝送速度やパフォーマンス評価(伝搬測定、モビリティ性能等)が実施されるとのこと。