ゼロスポーツ(岐阜県各務原市・中島徳至社長)は4日にも、裁判所に自己破産を申し立てる予定であることが、関係者の話でわかった。同社代理人である弁護士が語った。同社代理人の一人である畑良平弁護士によると、同社は4日に岐阜地方裁判所に破産申し立てをする予定。破産に至った端緒は、日本郵便に納入するはずだった集配用のコンバージョンEVの納期が遅れたこと。それを原因とした契約解除で資金繰りが悪化したことが原因であることを明かしたが、日本郵便から7億円の違約金が要求されたためではないとした。コンバージョンEVとは、ガソリン車を電動化してEVとするもので、同社はゴルフカートの製造販売を手がけるなど経験を積み上げ、郵便事業会社との契約にこぎつけた。