富士フイルム、クラシックデザインに最新機能を凝縮した「FinePix X100」 | RBB TODAY
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富士フイルム、クラシックデザインに最新機能を凝縮した「FinePix X100」

IT・デジタル デジカメ
「FinePix X100」前面
  • 「FinePix X100」前面
  • 背面
  • 天面
  • 大型APS-Cサイズの1,230万画素CMOSセンサーの仕組み
  • 「ハイブリッドビューファインダー」の仕組み(従来ファインダーとの違い)
  • 「ハイブリッドビューファインダー」の仕組み(光学ファインダーと電子ビューファインダーの違い)
 富士フイルムは8日、デジタル一眼レフ並みの高機能コンパクトをうたう「FinePix X100」を3月5日に発売すると発表。価格はオープンで、予想実売価格は130,000円前後。

 同製品は、有効画素数1,230万画素CMOSセンサーと単焦点23mm(35mm判換算約35mm)レンズを搭載したコンパクトデジタルカメラ。デジタル一眼レフ並みの高機能を備え、2010年9月にその開発が既に発表されていたが、今回は発売日/価格(予想実売価格)とともに正式な製品発表となった。

 大きな特長のひとつは、世界初として「ハイブリッドビューファインダー」を搭載。シャッタースピードなどの撮影情報をデジタル表示する光学ファインダー(OVF)と、144万ドットの液晶パネルを使った電子ビューファインダー(EVF)の2つのファインダーを備えており、撮影の状況や狙いに合わせて自在にファインダー切替えが可能となっている。

 つづく特長は、カメラの薄型化・小型化と高画質化を両立するために、固定式で非沈胴の単焦点レンズ「フジノン23mm F2 レンズ」を新開発した点。6群8枚のレンズ構成で、開放値は、CMOSセンサーにとって充分な光量を確保できるF2とし、さらに、最も用途の多いF4~5.6付近で高い解像力を得られるように設計した。

 また、絞り羽根9枚を採用し、開放絞りF2との組み合わせにより美しい円形のボケ味が楽しめるという。加えて3絞り相当のNDフィルターを内蔵し、明るいシーンでも人物の背景をぼかした撮影や、流れる水を白い糸の束のように捉えたやわらかな表現を可能とした。

 撮像素子は、同社製従来品比で約10枚の感度特性をもつ大型のAPS-Cサイズの1,230万画素CMOSセンサーを採用。新・画像処理エンジン「EXRプロセッサー」との組み合わせで新開発のフジノンレンズの性能を最大限引き出し、高解像度/高感度/ワイドダイナミックレンジでの撮影を可能にしたという。

 デザインにもこだわり、天面軍艦部と底面パーツにマグネシウムダイキャストを採用。表面仕上げに特殊コーティングを施すことで、クラシカルな雰囲気を持つ重厚なスチール感を演出した。また、シャッタースピードなどのダイヤル類や絞りリングを天面やレンズ周りに配置。ファインダーを覗きながらの操作性に配慮し、「写真を撮る道具」としての原点を追求している。

 そのほかの特長として、常用感度はISO200~6,400で拡張感度のISO100/12,800の選択が可能。シーンに合わせてフィルムを選択する感覚で本格的な色表現が行なえる「フィルムシミュレーションモード」では3種類のモノクロ撮影を追加。露出/ISO感度/ダイナミックレンジ/フィルムシミュレーションという4つのオートブラケティング撮影に対応する。また、解像度1,280×720ピクセル(24コマ/秒)の動画撮影機能を備えた。

 撮影距離は標準約80cm~∞、マクロ機能時約10cm~200cm。保存形式は静止画がJPEG/RAW/RAW+JPEG、動画がH.264 規格準拠(MOV)でステレオ音声付き。約20MBのフラッシュメモリを内蔵するほかSD/SDHC/SDXCカードに対応する。

 ディスプレイは2.8型液晶。インターフェースはHDMI/USB2.0/PictBridgeなど。バッテリはリチウムイオン充電池。本体サイズは幅126.5×高さ74.4×奥行き53.9mm(最薄部31mm/突起部除く)、重さは約445g(バッテリ/メモリカード含む)。付属品はバッテリ/バッテリチャージャー/ショルダーストラップ/専用USBケーブル/レンズキャップ/ストラップリング/ストラップリングカバー/ストラップリング取り付け補助具など。
《加藤》
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