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【レビュー】NTTドコモの「REGZA Phone T-01C」をチェック

IT・デジタル スマートフォン
REGZA Phone T-01C外観
  • REGZA Phone T-01C外観
  • REGZA Phoneの背面(カメラレンズ部)
  • 充電ソケットは専用形状のため、FOMA用のアダプタが付属する
  • ワンセグ視聴画面
  • 「REGZA Phone T-01C」のカメラで撮影した写真
  • 地図表示の例。GPSは木造家屋なら屋内でも測位可
  • 背面パネルをはずしたところ
  • 電池を取り出すとSIMカードが見える
 昨年12月17日にNTTドコモから発売されたAndroid OS搭載のスマートフォン「REGZA Phone T-01C」。REGZA Phoneは製造メーカーが、富士通と東芝の携帯電話事業を統合した新会社の富士通東芝モバイルコミュニケーションズであることも特徴だ。東芝のテレビブランド「REGZA」を冠したスマートフォンである。すでに発売から時間が経ってしまったが、これからの購入を考えている方の参考になればと思う。

 REGZA Phoneの外観だが、背面のラバータッチのボディが手に馴染む。149gがちょっと重く感じる。メタリックやクリア系のボディはきれいだが指紋や汚れが気になるし、飽きる、という人にはいいのではないだろうか。本体下部には3つのハードキー(MENU、ホーム、戻る)が配置されている。デザイン的には物理的なキーは好みが分かれるところであるかもしれないが、操作性を考えると、起点に戻るとき、直前の状態に戻るときはハードキーが便利である。欲を言えば、これら3つのボタンはもう少し押す面積が広くてもよいと思った。搭載されているOSはAndroid 2.1だ。最新の2.2ではなく2.1を採用したのは、OSの安定性や既存アプリとの相性を考慮したのだろう。

■パノラマ機能も搭載した12.2メガカメラ

 背面の12.2メガピクセルのカメラは、薄型のコンパクトデジカメを彷彿とさせるデザインだが、実際のスペックもデジカメと遜色はないといっていいだろう。カメラやムービーを撮影してみたが、本体の液晶画面でみる限り確かに並みの携帯電話カメラよりきれいだ。フルワイドVGA(480×854ピクセル)での撮影は、PCなどに転送したときの表示で差が出る。21型くらならフルスクリーン表示でも残念な画像になることはない。スマートフォンで撮影した動画がPCのフルスクリーンで観賞できるのはうれしい。

 ただし、評価端末を使用した範囲では静止画も動画もズーム撮影はあまりお勧めしない。もちろん、携帯電話で撮影した画像と思えば十分納得できる品質だが、動きの速い動画などは画面のざらつき感がちょっとつらい。とくに気になったのは、フルワイドVGAとハイビジョン(1280×720ピクセル)の動画撮影で、パンの動きが速過ぎると発生するブロックノイズだ。これは、ズームなしでも見られたのだが、スマートフォンの処理能力の限界だろうか。

 カメラは顔認識機能もついており、「モシモカメラ」という動画や静止画の背景やフレームをCG処理で合成してくれるアプリも搭載されている。他にもパノラマア撮影機能が面白い。観光地では試してみたい機能だ。操作は簡単で、カメラを起動したらMENUボタンを押す。すると撮影モードや解像度、フラッシュONなどのメニューが表示され、撮影モードを選択し、表示されたリストから「パノラマ撮影」選ぶ。小さいファインダーが表示されるので、撮影したい風景に対して、開始位置でシャッターボタンを押し、そのままパンしていく。もういちどシャッターボタンを押すか、横サイズいっぱい(3524ピクセル)になったら撮影終了だ。

 撮影データは3524×460のサイズでパノラマ画像が保存される。パンするとき上下にぶれたり、動かす速度が一定でないときれいに撮れないが、慣れればまさにパノラマ写真が簡単に撮影できる。スナップ写真やレジャー用のデジカメとして、ちょっとした旅行などなら、REGZA Phoneで済ませてしまうのもいいかもしれない。

 なお、高解像度、高画質で撮影するなら、SDカードはクラス4以上のmicroSDHCカードが推奨されているが、うれしいのは16GBのmicroSDHCが同梱されていることだ。最近の携帯電話はメモリカードが別売りが標準だが、ある程度実用性のある容量のメモリカード同梱はポイントが高いといえる。

 Wi-Fi接続、GPSといった一般的な機能のほかに、おサイフケータイにも対応する。バッテリーの駆動時間については、利用状態にもよるが、GPSをONでカメラやムービーをちょっと多く使うと半日、通常利用だと1日で充電が必要となる。既存のガラケー機能をほとんどサポートしてスマートフォンの機能も利用できる。
《RBB TODAY》
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