駅ナカにおけるデジタルサイネージの効果、15秒素材を週あたり約22万人が視聴 | RBB TODAY

駅ナカにおけるデジタルサイネージの効果、15秒素材を週あたり約22万人が視聴

 首都圏11社の鉄道媒体社で連携する「デジタルサイネージ推進プロジェクト」は16日、駅ナカにおけるデジタルサイネージの効果検証に関して、調査結果を発表した。

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 首都圏の鉄道媒体社が連携する「デジタルサイネージ推進プロジェクト」は16日、駅ナカにおけるデジタルサイネージの効果検証に関して、調査結果を発表した。

 小田急エージェンシー、京王エージェンシー、ジェイアール東日本企画、西武鉄道、東京都交通局など、首都圏11社の鉄道媒体社では、流動の多い駅ナカに適した次世代型デジタルサイネージ広告メディアの可能性を検証するため、「デジタルサイネージ推進プロジェクト」を2010年6月に立上げた。あわせて「駅デジタルサイネージネットワーク」を販売していた。今回の発表は、同プロジェクトが、これまでの期間における顔認識システムによる視聴状況のデータ取得について、「AI効果(Attention&Interest)の高い表現手法」の検証、「デジタルサイネージADネットワークモデル(販売・運営・編成・配信の一元化)」の検証を行った中間報告となる。対象期間は2010年6月21日~2010年10月10日の放映分。

 それによると、15秒素材の平均視聴人数(1週間あたり)は「約22万人」、15秒素材の平均視聴時間は「約1.5秒」、平均視聴率(システム測定範囲における視聴人数÷筐体前通行人数)は「19.05%」となった。

 また期間中における顔認識システム計測データ他、CLT調査から得られた駅ナカでの「AI効果の高い表現手法」は、15秒のうち、視聴時間が部分視聴であることを前提に、「短い尺で瞬間的・感覚的にメッセージを伝える」「駅利用者のインサイトに着目したメッセージにする」「天気などのコンテンツと連動させる」「吹き出し・テロップ等の表現のアクセントを付ける」といったものであることが判明した。特に、「短尺での商品訴求メッセージ」では、商品への興味関心をより高める効果があること、「コンテンツと連動させること」で好感度・印象度を高める効果があること等、表現の違いにより態度変容に大きく影響を与えることが判明した。

 なお平日の通勤・通学時間帯別の視聴人数の推移、土日(祝)の視聴人数の計測結果などから、男女間での傾向差が認められた。平日朝の通勤・通学時間の視聴人数の山は、男性が女性より早く、午後の山は逆に女性の方が早くなった。土日(祝)の視聴人数では、男性は駅利用者数に比例して減少傾向にあるのに比べて、女性では駅利用者数の減少も男性ほど少なくなく、さらに視聴人数が平日平均よりも増加傾向にあった。男性は平日の通勤・通学の日常的利用が駅の基本利用スタイルであることに対して、女性は土日(祝)も比較的駅を利用する機会が多く、平日と土日(祝)の行動モチベーションが異なっていて、「余裕があればいろいろなものに関心を示す」傾向があらわれているものと推察され、「女性の休日駅利用」に新しいコミュニケーションの可能性があると同調査では推測している。
《冨岡晶》

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