セールスフォース・ドットコム、Cloud 2のための5つの新サービスを含む「Force.com 2」を発表 | RBB TODAY
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セールスフォース・ドットコム、Cloud 2のための5つの新サービスを含む「Force.com 2」を発表

エンタープライズ ソフトウェア・サービス
「Force.com」サイト(画像)
  • 「Force.com」サイト(画像)
  • 「AppExchange 2」サイト(画像)
 米セールスフォース・ドットコムは現地時間8日、Cloud 2アプリケーション構築のための5つの新サービスを含む、アプリケーション構築のための新しいエンタープライズ・クラウドプラットフォーム「Force.com 2」を発表した。

 「Force.com 2」は、Cloud 2アプリケーション構築のための迅速でオープンな環境を提供。フォーム、プロセス、分析機能、検索機能、ソーシャル機能、モバイル機能など開発者が求めるすべての機能を含む、総合的なアプリケーション開発プラットフォームとなる。開発者はインフラストラクチャの管理に煩わされることなくアプリケーションの構築に集中できるとのこと。今回「Force.com 2」に含まれるのは、「Appforce」「Siteforce」「VMforce」「ISVforce」「Heroku」の5つの新サービスとなる。

 「Appforce」は、コラボレーションを促進する部門単位のアプリケーションを迅速かつ簡単に提供するもので、フォームの構築/レポートのカスタマイズ/ビジュアル環境でのビジネスプロセスが設定可能。「Salesforce Chatter」でのコラボレーションも自動的に追加できる。

 「Siteforce」はコーディング不要で、Webサイト構築が可能な環境。ページの作成、コンテンツの管理、事前構築済みのコンポーネントの再利用などが、リアルタイムに実行可能。「Siteforce」で構築したWebサイトは、セールスフォース・ドットコムが提供するグローバルインフラストラクチャ上で実行することもできる。

 「VMforce」はVMware社とのパートナーシップを基盤にしており、Java開発のクラウド環境への移行を簡単に行うことを支援する。Javaアプリケーションを「Force.com」でネイティブに構築できるだけでなく、もっとも広く使われているJava開発環境であるSpring FrameworkとEclipse IDEを使用できる。「VMforce」は、現在、プライベートベータ版が提供中。

 「Heroku」はRuby PaaSで、Ruby言語の利点を活かしながらオープンな環境をサポートできるように構築されている。Rubyを支援する開発者が作成した105,000を超えるアプリケーションがサポートされている。

 「ISVforce」はISVによるマルチテナント・クラウドアプリケーションの迅速な構築と提供を実現するもの。総合的なアプリケーション開発サービス、トライアルおよびプロビジョニング、自動アップグレード機能、クラウドアプリケーション・マーケットプレイス「AppExchange」、さらに顧客の利用状況をモニタリングするリアルタイムコンソールのすべてを提供する。

 なお現在、「Force.com」プラットフォームで構築されたカスタム・アプリケーションは185,000以上、developer.force.comプログラム参加の開発者は310,000名以上。クラウドコンピューティング・マーケットプレイス「AppExchange」に公開されているアプリケーション数は1,000を超え、「AppExchange」でインストールされたアプリケーション数は690,000以上となっているという。「Force.com Edition」の基本価格はユーザーあたり月額25ドル~。
《冨岡晶》
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