コンピュータウイルスの3分の1は2010年の10ヵ月間に作られた……PandaLabs | RBB TODAY
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コンピュータウイルスの3分の1は2010年の10ヵ月間に作られた……PandaLabs

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 Panda Securityのアンチマルウェア研究所のPandaLabsは、今年10ヵ月間に作られ流通した脅威の数は、存在する全ウイルスの3分の1にあたると発表した。

 これまでに作られた全マルウェアの34%がこの10ヵ月に出現した。同社のデータベースは現在1億3400万種の固有ファイルを保有しているが、その内6,000万はマルウェア(ウイルス、ワーム、トロイの木馬、その他の脅威)。今年10月までに、2009年1年間の総数と同じ2,000万の亜種が作成されたという。この結果毎日PandaLabsが受けとる脅威の数は55,000から63,000種に増加したという。

 同社の分析によると、この現象はサイバー犯罪市場の勢いの増加に加え、悪意あるソフトウェアの寿命がより短くなっていることを意味しているとしている。54%のマルウェアサンプルはわずか24時間しか活動せず、ほんの数件のシステムに感染して姿を消す。アンチウイルスソリューションが新種のマルウェアを検出できるようになると、検知を回避するためにそれらを改変するか新しいものを作成するようになっているという。

 ただし、新種だけを見ると脅威数の増加スピードは下がっている。2003年から「新種の脅威は100%またはそれ以上の率で増加していましたが、2010年における成長率はこれまで約50%です」「これは脅威の数が減ってサイバー犯罪市場が縮小されているという意味ではありません。全く正反対なのです。拡大はし続けており、2010年末までには、私達はCollective Intelligenceにおいて2009年より多くの新種の脅威を記録するでしょう。ただしハッカー達は節約をしているように見えます。古い悪意あるコードを再利用したり、新種の脅威を作成するよりも既存の脅威の配布を優先しています」とPandaLabsのテクニカルディレクターLuis Corrons氏はコメントしている。
《RBB TODAY》
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