【クラウドEXPO(Vol.4)】使いやすさを追及した中小企業向け会計ソフト「きらら」……富士通 | RBB TODAY
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【クラウドEXPO(Vol.4)】使いやすさを追及した中小企業向け会計ソフト「きらら」……富士通

エンタープライズ ソフトウェア・サービス
富士通九州システムズ 産業ソリューション本部産業第二ソリューション部アプリケーションコンサルタント(会計)の佐田健一氏
  • 富士通九州システムズ 産業ソリューション本部産業第二ソリューション部アプリケーションコンサルタント(会計)の佐田健一氏
  • 「きらら」ではマイクロソフト社のスマートクライアントを利用することで、より洗練されたデザインを実現している。
  • キーボードから手をはなさずデータ入力が効率よく行えるように、ファンクションキーによく使う機能が割り当てられている
  • 仮払いの清算など、現場のワークフローをそのまま持ち込める付箋機能。メモだけでなく、設定日時に通知するアラーム機能も備えている。
  • 目的に応じたデータ集計が行える組織図の登録。仮想的な組織図の登録も、ユーザーが簡単に行える
 富士通のブースでは、10月1日にサービスが開始されたSaaS型業務アプリケーションソフトGLOVIA smart「きらら」のデモ展示が行われていた。

 ブースを担当する株式会社富士通マーケティング ソリューション事業本部GLOVIAビジネス統括部共通業務ソリューション部の和田幸子氏、株式会社富士通九州システムズ 産業ソリューション本部産業第二ソリューション部アプリケーションコンサルタント(会計)の佐田健一氏に、同ソフトの特徴についてうかがった。

 「きらら」は、「すばやく」「むだなく」「だいかつやく」をテーマに、売上規模で30億~100億円規模の中小企業を対象とした会計ソフトで、同社が提供しているGLOVIAシリーズの末弟に相当する。富士通の会計システムGLOVIA、およびGLOVIAsmartで培ってきた機能を継承しつつ、中小企業での使いやすさを強化しているのが特徴だ。

 大企業では販売管理システムなどとの連携により、伝票の手入力が発生するケースは限られているが、中小企業ではすべて経理スタッフ手入力ということも決して珍しくない。こうした実情を反映し、「きらら」では手入力の負担軽減のための工夫が、随所に凝らされている。たとえば、画面には長時間利用しても目が疲れない色を配し、よく利用する機能はファンクションキーに割り当てられている。これは、キーボードから手を離すことなく長時間作業できるように配慮した結果だ。入力画面のレイアウトも、実際の伝票と違和感のないものになっている。

 手入力対応以外にも、現場での利用を徹底的に研究した便利な機能が充実している。付箋機能もその1つだ。仮払い伝票に付箋を付けておき、後日清算時にもう一度参照するという処理は、どこの企業でもおなじみの光景だろう。「きらら」では伝票本体や伝票内の各項目に対して付箋を付けられる。さらに、付箋のメモを検索対象にしたり、設定日時に通知するアラーム機能を設定することもできる。このように、現場のワークフローをそのまま持ち込めるため、会計ソフトに慣れていないユーザーにとっても敷居が低く、使いやすい。

 また、「きらら」では組織図の登録により、組織単位の集計ができる。実際に即した組織図だけでなく、仮想的な組織図を用意すれば、目的に応じたデータ集計が容易に行える。たとえば、実際に即した組織図は本社の下に支社、その下に各営業所が並ぶツリー構造になっているとする。このとき、ツリーの各部を選択することで、支社ごと、営業所ごとのデータを簡単に集計することができる。一方、営業部というグループ内に、各支社と営業所の営業部門が含まれているような仮想的な組織図を登録しておけば、全社、支社、営業所単位での営業部のデータだけを集計することができる。そのほかにも、問題点の原因究明を、基帳や伝票までさかのぼって検証するためのドリルダウン機能も、現場のワークフローを再現した便利な機能と言えるだろう。

 中小企業向けということで、最も気になるのはコスト面だが、その点についても非常にリーズナブルだ。プランは、コンパクト、ベーシック、プレミアムの3段階が用意されており、最小構成ならば月額9,800円(コンパクト)から利用できる。オプションでIDの追加(ベーシック以上)や、固定資産/支払管理/手形管理といった機能追加を行うことで、自社の事業に合わせたシステムを構成できる。

 また、データ管理、セキュリティ管理といった専門知識を必要とする作業はすべて基本サービスに含まれており、ユーザーはそうした作業に煩わせることなく本業に専念できるのもSaaSアプリケーションならではのメリットだ。
《竹内充彦》
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