ノベル、クラウド事業者向け新ソリューション「Novell Cloud Security Service」を発表 | RBB TODAY
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ノベル、クラウド事業者向け新ソリューション「Novell Cloud Security Service」を発表

エンタープライズ ソフトウェア・サービス
「Novell Cloud Security Service」サイト(画像)
  • 「Novell Cloud Security Service」サイト(画像)
 ノベルは15日、クラウド環境におけるアイデンティティ/アクセス管理とコンプライアンス対応を支援する「Novell Cloud Security Service」(ノベル・クラウド・セキュリティ・サービス)の国内提供を2010年内に開始予定であることを発表した。

 Novell Cloud Security Serviceは、安全でコンプライアンスを確保したコンピューティング環境を顧客企業に提供したいクラウド事業者を支援するサービス。特にNovell Cloud Security Service独自の、使用状況や課金に関する機能を備えたマルチテナント環境により、複数の顧客のアイデンティティやアプリケーションアクセスを管理できる。

 企業内のシステムとパブリック・クラウド間を結ぶフェデレーション・サービスを提供し、企業内のセキュリティポリシーを迅速かつ簡単にパブリック・クラウドに拡張できる。このソリューションには60以上の特許に基づくコンポーネントが包括されており、マルチテナント対応を実現している。Novell Cloud Security Serviceは、ユーザーの情報をクラウド上に残すことなくSaaSなどクラウドの認証利用サイトにアクセスできるようになっている。

 Novell Cloud Security Serviceは、インテリジェント・ワークロード・マネジメント(IWM)市場の牽引に向けたノベルのWorkloadIQ戦略上、重要なサービスとのこと。WorkloadIQはITワークロードにおけるアイデンティティとセキュリティの統合機能をベースとしており、「Build:ワークロードの構築」「Secure:ワークロードのセキュリティ」「Manage:ワークロードの管理」「Measure:ワークロードの評価」の4つのセグメントで構成されている。Novell Cloud Security Serviceはこのうち、「Secure:ワークロード」のセキュリティに含まれるサービスとなる。
 
 Novell Cloud Security Serviceの特長として、「企業がクラウドサービスを活用するためのセキュリティサービス」では、フェデレーションによる認証、プロビジョニングを行う。「接続先」には、Salesforce、GoogleApps、企業内認証リポジトリを使用する。「マルチテナントの管理」として、稼働状況のモニタリング、事業者用および利用者用管理画面を利用できる。

 主要コンポーネントとして、「マルチテナント環境への対応:Director」が各企業の認証情報の利用、SaaSへの認証、マルチテナントでの運用を行う。「企業内の認証LDAPサーバの利用:Secure Bridge」が、ID情報確認にSSHトンネリングサービス、IDフェデレーション機能、監査レポートのためにSSHトンネリングサービスを提供し、対応LDAPサーバはeDirectory、Active Directory、各種LDAP V3となる。「SaaSアプリケーション連携:Security Broker」により、Novell Cloud Security Serviceを経由してアプリケーションを利用するためのコネクタ、アプリケーション接続用IDコネクタおよびアプリケーションからのログ収集用コネクタ(Ver1.0 Built-inコネクタ:Salesforce.com、Google Apps)、Java Servletベース(Java Spring)、Apacheによるカスタムコネクタの開発が行える。

 主要コンポーネントの動作環境として、「Director(Virtual Appliance)」が2GB RAM 2、Virtual Processors、5GB Hard Disk Space、SLES11 SP1。「Secure Bridge」がexecutable installed to a machine running Windows、Windows 2008 R2 64 bit、Windows 2003 32 and 64 bit。「Security Broker(Virtual Appliance)」が、2GB RAM、2 Virtual Processors、5GB Hard Disk Space、SLES11 SP1、「VM Support」がVMWare ESX、ESXi、Server v3.5 and v4.0、SLES11 XENが必要となる。なお、価格は個別見積りとなる。
《池本淳》
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