倉本聰氏の演劇集団「富良野GROUP」、公演チケットの販売管理にSalesforce CRMを導入 | RBB TODAY
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倉本聰氏の演劇集団「富良野GROUP」、公演チケットの販売管理にSalesforce CRMを導入

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「倉本聰・富良野塾・富良野GROUP」サイト(画像)
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 セールスフォース・ドットコムは10日、脚本家の倉本 聰 氏が率いる演劇集団「富良野GROUP」が、公演チケットの販売管理に「Salesforce CRM」を導入したことを発表した。

 脚本家の倉本聰氏は、1984年春に、テレビドラマ『北の国から』の舞台になった富良野に、シナリオライター・俳優の養成施設「富良野塾」を開設。「富良野GROUP」は、その塾生OBを中心に2006年に立ち上げられた演劇集団で、“富良野演劇工場”を基幹劇場として全国で活動している。

 富良野GROUP実行委員会は、富良野演劇工場で行った2010年夏公演の『歸国(きこく)』のチケット販売開始にあわせて、「Salesforce CRM」を導入。現在、『歸国』は、全国でロングラン公演されており、8月14日(土)には、全国のTBS系列局で、終戦ドラマスペシャル『歸国』としても放送される予定。富良野演劇工場での公演は、全国公演に先立って、6月27日(日)~7月24日(土)の期間で行われた。富良野GROUPは、冬と夏の2回、約30日の公演を富良野演劇工場で行っているが、チケットの種類だけでも、事前購入割引券、友の会会員向けチケット、12枚つづりの割引券などがある他、フリーペーパー『旅ネタ』の広告掲載枠に応じたチケット割り当ても行っており、さまざまな経路で販売されるチケットは、紙やExcel、テキストファイルなど、ばらばらに管理されていたという。このような背景のもと、システムの導入を検討し始めた頃、エコポイント管理システムが、セールスフォース・ドットコムのサービスによって約3週間で構築されたことを知り、同社Webサイトの情報やYoutubeにアップされている解説ビデオなどをもとに検討を行い、2010年4月下旬に導入を決定した。

 導入決定から約1週間でカスタマイズを行い、夏公演のチケット販売が本格開始する5月15日には稼働を開始。稼働後は、チケット販売に関わる全スタッフが、日々の行動を「Salesforce CRM」に登録、また、当日販売や修学旅行などの目的別販売先も区分けし、ダッシュボードを使って、傾向を見られるようにした。

 富良野GROUP定期公演実行委員会 実行委員長の横市 英夫 氏は「これまで倉本先生は,アナログ派で、デジタル派ではありませんでした。しかし、項目の変更や追加を自由に行えるSalesforce CRMは、演劇に関わるすべてを自分たちで創り上げていくという富良野GROUPの精神に合致する非常におもしろいサービスと感じていただいております。私は、以前にFileMakerを使った経験はありましたので、Salesforce CRMのカスタマイズはきわめて容易でした。パソコンに限らずiPadなどからも使える便利さも魅力です。今後さらに活用の範囲を広げていき、活動を効率化することで、富良野演劇工場での公演数の増加につなげていきたいと考えています」とのコメントを寄せている。
《冨岡晶》
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