液晶ペンタブとPCを無線LAN接続、サイレックスとワコムが来年3月に製品化 | RBB TODAY
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液晶ペンタブとPCを無線LAN接続、サイレックスとワコムが来年3月に製品化

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ワコムの液晶ペンタブレットの一例(3月に仕様を刷新したプロフェッショナルグラフィックス用液晶ペンタブレット「Cintiq 21UX」)
  • ワコムの液晶ペンタブレットの一例(3月に仕様を刷新したプロフェッショナルグラフィックス用液晶ペンタブレット「Cintiq 21UX」)
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 サイレックス・テクノロジーとワコムは13日、ワコムの液晶ペンタブレットをワイヤレス化して利用するために最適なシステムソリューションの開発を完了したと発表。2011年3月の製品化を目指して共同で市場開拓を行なうことで合意した。

 今回の開発は、サイレックスの映像ワイヤレスシステム端末「Network Display Adaptor」を経由し、ワコムの液晶ペンタブレットとPCを無線LANで接続するもの。無線LAN接続の状態で、筆圧や色のバリエーションなど、手書きの描画や文字入力を実用レベルで行なえるようにした。

 使用する無線LAN規格はIEEE802.11n。Network Display Adaptorは、複数台の液晶ペンタブレットとをPCと接続しても、ビデオ信号とUSB信号を同時に送信することを可能とした。これにより、ワコムの液晶ペンタブレットの全製品は、無線LAN環境で手書き入力/ポインティング操作、複数台の同時表示に対応する。

 同ソリューションを製品化した場合に見込まれるニーズとして、液晶ペンタブレットを移動させながら使用する医療機関、PCの設置場所に配慮が必要な工場、PC設置場所に余裕のない教育機関、工業デザイン/ゲーム制作などにおける知的財産保護、コールセンターや役員会議室、金融機関といった情報保護などが挙げられる。

 なお、両社はこのソリューションの試作環境を、7月14日から東京ビッグサイト(東京都江東区有明)で開催される「国際モダンホスピタルショウ2010」で紹介し、デモンストレーションを行なう予定。
《加藤》
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