ユニアデックスとミラクル・リナックス、「CentOS」一括保守サービスで協業 | RBB TODAY

ユニアデックスとミラクル・リナックス、「CentOS」一括保守サービスで協業

エンタープライズ ソフトウェア・サービス

 ユニアデックスとミラクル・リナックスは29日、無償のLinux基本ソフトウェア「CentOS(セント オーエス)」とIBMのx86サーバーの組み合わせに対する保守に関する協業を開始した。ユニアデックスは、国内で初めてハード/ソフト双方に対する24時間365日の一括保守サービスを、7月1日から提供開始する。

 CentOS(Community ENTerprise Operating System)は、有志のボランティアによるコミュニティベースで開発された、企業ユース向けのオペレーティングシステム(OS)。北米の有名なエンタープライズLinuxベンダーが提供するLinuxディストリビューションと100%バイナリ互換性を保つことを目指し、広く無償配布されている。

 ユニアデックスは1999年から過去10年以上にわたり蓄積してきた、Linuxサポートに関する技術とノウハウ、経験を生かすとともに、強みである全国約180か所、24時間365日のマルチベンダー保守体制を元にIBM x86サーバー(IBM System x、IBM BladeCenter)のハードウェアと「CentOS」双方に対する導入、および一括保守サービスをユーザーに提供する。また、ミラクル・リナックスは国産Linux専業ベンダーとしての過去10年にわたる技術蓄積とノウハウを元にIBM x86サーバーと「CentOS」の組み合わせ検証を行うとともに、ユニアデックスへの後方支援を提供する。

 「CentOS」搭載のIBMサーバーのユーザーメリットは、ライセンス初期投資やランニングコストを抑制可能なこと、ハードウェア(IBM System x、IBM BladeCenter)に搭載されるソフトウェアの保守を一括で提供されること、CentOSの保守窓口を集約することで利便性が向上することが挙げられる。ソフトウェア保守としては、IBM x86サーバー上に直接インストールされたCentOSと、同じくIBM x86サーバー上に搭載されたVMware社の仮想化ハイパーバイザーOS「VMware vSphere 4」にゲストOSとして稼働する「CentOS」、双方に対して提供。これらの保守窓口がユニアデックスに集約されることにより、ユーザーの運用面での利便性が向上する見込みだ。

 ユニアデックスは、データセンターの増強や中堅企業にも広がるサーバー統合の機運の中、省電力/省スペースで拡張性が高いICT基盤を構築できるブレードサーバーの需要拡大が見込めることから、2008年12月からIBM BladeCenterの販売活動および自営のハードウェアサポートサービスを開始した。今回の「CentOS」搭載IBMサーバーの販売とサポートサービスの提供により、マルチベンダーサービスのラインアップを一層充実し、拡張性と柔軟性に富んだシステム基盤構築の提供を促進していくとしている。

 一方ミラクル・リナックスは、Linuxサーバー関連製品とサービス専門事業会社として2000年6月1日より業務を開始し、LinuxサーバーOS「MIRACLE LINUX」および「Asianux Server 3 ==MIRACLE LINUX V5」の開発および販売、さらにLinux関連のコンサルティング、教育、保守等のサポートサービスの提供など、幅広く事業を展開している。さらに国産Linuxディストリビューターとして10年間蓄積してきたオープンソースに関する様々な技術とノウハウを基に、CentOSの技術サポートを提供していくことを決定したとのこと。
《池本淳》

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