NEC、複数のコンピュータでHDDやネットワークカードなどを同時に共有する技術を開発 | RBB TODAY

NEC、複数のコンピュータでHDDやネットワークカードなどを同時に共有する技術を開発

 日本電気(NEC)は22日、サーバやワークステーションなど複数のコンピュータで、イーサネット上にあるハードディスクやネットワークカードなどのデバイスを同時共有する技術を発表した。

エンタープライズ ハードウェア
次世代インターフェイス「ExpEther(エクスプレスイーサ)」
  • 次世代インターフェイス「ExpEther(エクスプレスイーサ)」
  • 「ExpEther Consortium」サイト(画像)
 日本電気(NEC)は22日、サーバやワークステーションなど複数のコンピュータで、イーサネット上にあるハードディスクやネットワークカードなどのデバイスを同時共有する技術を発表した。

 この技術は、PCI Expressとイーサネットを統合したシステムハードウェア仮想化技術「ExpEther(エクスプレスイーサ)」に新機能を追加したものとなる。本技術を導入することでクラウドデータセンターなどの運用時に、サーバとデバイスの組合せを任意に変更できるため、サーバのスケールアップによるデータセンターの拡張やサーバ障害時の再構成を簡単に実現できる見込みだ。

 従来のPCI Expressでは、複数のコンピュータでデバイスを共有するために、PCI Expressシステムを構成するRoot Complex(PCI Express制御チップセット)、PCI Expressスイッチ、デバイス、ドライバ、PCIM(PCI Manager)などの全要素を複数サーバ用仮想化規格(MR-IOV)に対応し作り込む必要があった。今回開発された技術では、ExpEtherブリッジに、複数のコンピュータからデバイスを認識・制御するためのアクセスを受付ける機能と、コンピュータとデバイス間のデータを高速転送する機能を開発したことが特徴となっている。

 このExpEtherブリッジを単一コンピュータ用の仮想化規格(SR-IOV)対応のデバイスに接続することで、イーサネットを介し、複数のコンピュータで複数のデバイスの共有を実現できるとのこと。これによりユーザーは、より早く、運用管理コストも安価にMR-IOVと同等のソリューションを利用可能となる。

 NECでは、本技術の実機での実証として、SR-IOV規格に対応した米国Exar社製10GイーサネットカードX3100と、開発したExpEhterブリッジを接続し、複数のコンピュータにおいて自分の装置内に存在する独立したデバイスとして認識させ、高い性能を得たとしている。またNECでは本技術を、6月9日~11日に幕張メッセで開催された「Interop 2010展示会」に参考出展したストレージゲートウェイに適用したとしている。2011年中に本技術を適用したアプライアンス製品を発売予定。
《冨岡晶》

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