ソニー、福岡市と共同で小型家電を回収――希少金属を抽出し再利用 | RBB TODAY
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ソニー、福岡市と共同で小型家電を回収――希少金属を抽出し再利用

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回収のスキーム
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  • 回収機器から抽出した金を再利用したソニー・エリクソン製の携帯電話「URBANO BARONE」
 ソニーは25日、福岡市と共同で、デジタルカメラや携帯電話、ビデオカメラなど使用済み小型電子機器を回収し、その中に含まれる金属を資源として有効活用するための実証実験を実施すると発表した。6月1日から1年間の期間で実施する。

 既に同社では、この取り組みを2008年9月から北九州市とともに行なっており、今回は同じ県内の福岡市に拡大した形。福岡市における回収対象は70万世帯(146万人)で、北九州市との合計は113万世帯(246万人)。福岡市内には新たに回収箱を23ヵ所に設置し、北九州市とあわせて合計100ヵ所で回収を行なう。なお、北九州市における2009年度の回収実績は32,217台。

 回収後の機器は分別・中間処理、精錬などを行ない金、銀、銅、パラジウムなどを抽出。同社では2010年の2月、回収機器から抽出した金を金線に加工の上で半導体チップに再利用し、ソニー・エリクソン製の携帯電話「URBANO BARONE」に搭載済みで、既に実用化が始まっている。

 なお、具体的な回収対象機器は、携帯電話、小型ゲーム機、デジタルカメラ、ビデオカメラ、電子手帳、PDA、電子辞書、携帯音楽プレーヤー、ICレコーダー、携帯AVプレーヤーなど。
《小口》
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