インテルとMSが狙うデジタルサイネージ市場!人物認識機能搭載のWiMAX対応自販機など展示 | RBB TODAY
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インテルとMSが狙うデジタルサイネージ市場!人物認識機能搭載のWiMAX対応自販機など展示

エンタープライズ マイクロソフト
マイクロソフトによるサイネージデモ
  • マイクロソフトによるサイネージデモ
  • 上部に人物認識用のカメラを搭載
  • 人物認識のためのアプリケーションはNECの「Field Analyst」がベース
  • 会場では性別・年齢を推定するテスト
  • インテルブースの「Future Concept Zone」
  • デジタルサイネージ機能を一体化した自販機
  • 自販機上部に人物認識用カメラを搭載
  • 人物に合わせてメニューを表示、あるいはタッチで選択
 今年の1月、マイクロソフトとインテルはデジタルサイネージ市場向けの戦略的な業務提携を発表した。Windows 7ベースのWindows Embedded Standard 2011オペレーティングシステムとインテルのCore i7プロセッサによるデジタルサイネージ プラットフォームを第2四半期から提供開始する。

 国際展示場(ビックサイト)で開催中の「第13回 組込みシステム開発技術展」のインテルブースでは、マイクロソフトが東芝テック、NEC、PFUの端末を使ってデジタルサイネージのデモおよび、実験を行っていた。

 そのうちのひとつは、パネルの上部に搭載されたカメラが広告を観ているユーザーの情報を認識するというもので、ディスプレイにはそのユーザーの年代や性別にあったメニューをリコメンドする。内部には認識したデータ処理を行うためのPC、カメラとパネルを駆動させるためのボードが組み込まれていた。人物認識のためのアプリケーションはNECの「Field Analyst」がベースとなっている。デモ機に搭載されていたのは少し古いバージョンだが、最新のものだと(日本人に関しては)1~2歳のブレだけで判定が可能とのこと。

 デモにあたっていたマイクロソフト OEM統括本部 OEMエンべデッド本部 シニアマーケティングマネージャ 松岡正人氏は「たとえば、店舗内の複数個所に設置しておき、いつどのような人が通ったかのプロファイルを入手することが可能」「大手コンビニもデジタルサイネージの導入を発表したところなので、今後この分野は普及が期待される」と話す。また、単なる広告だけではなく24時間オープンしている店舗などでは警察などとのシステム連携も期待されているという。

  松岡氏は海外の動きについて次のように話す。「北米ではすでに本格導入がはじまっている。動きがあるのは主にファーストフードだ。店内が客でいっぱいになった時にセルフオーダーする端末として使われたり、時間帯によって割引ができるメニューを表示したりと、パネル交換のためのコストを削減しつつリアルタイムでオペレーションを行って売上げを上げている。日本にもこうした動きがくるだろう」

 一方、インテルブースの「Future Concept Zone」では、デジタルサイネージ機能を一体化した自販機がデモされていた。こちらも大画面ディスプレイに広告を表示しつつ、カメラで人物認識を行いメニューを表示(あるいはタッチで選択)するというものだ。通信はWiMAXもしくは3Gとなる。

 単なる広告表示やプロモーションだけではなく、プロファイルを入手しながら現場の業務改善に役立てていくことがプラットフォーム普及の鍵となる。
《RBB TODAY》
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