デジカメ飽和が進むなか、人気メーカーは? | RBB TODAY
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デジカメ飽和が進むなか、人気メーカーは?

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今回調査のデジタルカメラ所有率(カカクコム調べ)
  • 今回調査のデジタルカメラ所有率(カカクコム調べ)
  • 前回調査のデジタルカメラ所有率(カカクコム調べ)
  • カメラ利用歴年数別のデジタルカメラ所有率(カカクコム調べ)
  • カメラ全般の利用頻度(カカクコム調べ)
  • 今回調査の所有しているデジタル一眼レフカメラのメーカー(カカクコム調べ)
  • 前回調査の所有しているデジタル一眼レフカメラのメーカー(カカクコム調べ)
  • カメラ利用歴年数別のデジタル一眼レフカメラ所有率(カカクコム調べ)
  • 男女別のデジタル一眼レフカメラ所有率(カカクコム調べ)
 デジタルカメラの所有率は94.4%。デジタル一眼レフカメラの人気にややかげりが見える一方、コンパクトデジタルカメラのみの所有率が高まり、一般への裾野の広がりを感じさせる——カカクコムの調査結果からこのような傾向が読み取れる。そんななかで人気のメーカーは?

 カカクコムは、同社購買支援サイト「価格.com」のユーザーに対して、デジタルカメラに関する調査を2010年2月1日〜8日に実施。9,077人(男女比率:男性88.6%、女性11.4%)からのアンケート回答を分析して結果を発表した。約1年半前、2008年9月16日〜25日に行ない10月に発表した同様の前回調査と比較し、次のようにまとめている。

 まず、デジタルカメラの所有率は94.4%で、前回調査の94.5%とほぼ同じ。しかし、その内訳を見ると、コンパクトデジタルカメラのみを所有している割合が38.6%から59.7%へと大きく増えた。また、カメラ全般の利用頻度について、月に数回以下の頻度が全体の半数以上を占めていることからも、カメラを趣味として使う愛好家だけでなく、旅行やイベントの記念撮影などに利用する一般ユーザーにまでデジタルカメラが普及していることがうかがえる。

 デジタル一眼レフカメラは人気にかげりが見えつつあるが、しかし、カメラ利用歴年数別に所有状況を分析すると、デジタル一眼レフカメラのみの所有率が最も高いのは「カメラ歴1年未満」のユーザー。つまり、一方では初めて購入するデジタルカメラがコンパクトタイプではなく一眼レフだというユーザーが意外と多いと推察される。

 デジタル一眼レフカメラで、最も所有率の高い人気のメーカーはキヤノン。2位はニコン、3位はペンタックス、4位はオリンパス、5位はソニー。カメラ利用歴年数別に見ても上位2社の順位は変わらず文字通り2強。3〜5位ではペンタックスとオリンパスは順位争いをするなか、「カメラ歴1年未満」のエントリーユーザー向けにはソニーを抜いてパナソニックがベスト5入りした。

 これを前回調査と比較すると(前回調査では複数回答としたため一概に比較できない)、キヤノン41.9%、ニコン33.7%、オリンパス15%、ペンタックス14.3%と順位に変動はないが、シェアではニコンとオリンパスが6ポイント近くダウンしている。また、カメラ利用歴年数別の結果を詳しく見ると、ニコンはカメラ歴が長いほど所有率が高く、逆に歴が短いほどオリンパスやパナソニックのシェアが高まっている。

 さらに、所有率を男女別に見ると、トップのキヤノンは男女でそれほどシェアの差はないが、ニコンやペンタックスは男性のシェアが高く、逆にオリンパスやソニー、パナソニックなどは女性のシェアが高い。これは2009年に、マイクロフォーサーズ規格の手軽な「マイクロ一眼」が本格的に市場に出回り、それがエントリーユーザーや女性に受け入れられていると考えられる。

 一方、コンパクトデジタルカメラについては、キヤノンの首位はデジタル一眼レフと同じ状況で、2位がパナソニック、3位が富士フイルム、4位がカシオ、5位がソニー。カメラ利用歴年数別に見ても上位3社の順位は変わらず3強となっているが、4位以下はシェアの割合で見ると、カシオの10.1%、ソニーの9.3%に続き、6位のオリンパスが8%、7位のニコンが7.4%と、約3%のわずかな差で4社が接戦を繰り広げている。

 上位5社のシェアにそれほど変化はないが、「カメラ歴1年未満」のエントリーユーザーでは、カシオとオリンパスのシェアがそれぞれ伸びている。また、所有率の高さを男女別に見ると、男性はパナソニック、オリンパス、ニコン、リコー、ペンタックスを所有し、女性はキヤノン、富士フイルム、カシオ、ソニーを所有。特に女性ユーザーの所有率が高いのは富士フイルムとカシオ。この2社の製品は、おもに女性をターゲットとした「ペット自動検出」や「ハイスピード」といった機能を備えており、そうした点が女性にも受けているものと推察される。
《加藤》
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