ブログやTwitterの記事価値に応じて景品と交換 〜KDDI研、実験的CGM「ブログマーケット」開始 | RBB TODAY
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ブログやTwitterの記事価値に応じて景品と交換 〜KDDI研、実験的CGM「ブログマーケット」開始

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 KDDI研究所は23日、ブログやTwitter等を中心に普及が進むCGM(Consumer Generated Media)に独自の時価測定方式を導入し、ポイントを景品と交換できる実験的なCGMサービス「ブログマーケット」の提供を開始した。

 従来のCGMでは、流通する情報の品質にばらつきが存在するという課題があった。「ブログマーケット」では、国立情報学研究所、三菱総合研究所の協力により、経済モデルを用いて記事の時価を定量的に評価する方式を導入。システムがCGMにおけるユーザーの行動ログ(閲覧、評価、投稿など)から記事のニーズ(需要量)を測定し、CGMにおける投稿記事の内容を解析して記事の希少性(供給量)を測定する。そして、記事の需給バランスにより時価を自動的に測定するという。たとえば、市場参加者の行動が集中するニーズの高い記事の価値が上がり、似たような内容の記事が数多く存在すると、ありふれているとみなし、価値が低くなるという仕組みだ。

 今回の実験では、参加者は「ブログ」「Twitter」の記事を自分で書いたり、他の参加者が書いたブログ記事を集めて記事をまとめた「スクラップブック」を作成したりできる。作成された「ブログ」や「スクラップブック」に対して、システムにより時価が付けられ、利用者にはその時価に応じてポイントが配布。最終的にポイントがたくさん貯まると、景品と交換できるようになる予定だ。なおスクラップブックにも時価がつくが、他の参加者の記事を集めるためにはポイントが必要となる。

 KDDI研究所では、この実験を通して、時価の測定精度、利用者の行動分析等を行い、考案方式の有効性を検証した上で、新しいサービスへの応用を検討する予定となっている。
《冨岡晶》
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