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日立、エンタープライズサーバ「EP8000 シリーズ」にPOWER7プロセッサ搭載モデルを追加

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「EP8000 780、770、750」(POWER7搭載)
  • 「EP8000 780、770、750」(POWER7搭載)
  • 新製品の概要と価格
 日立製作所は10日、UNIXサーバであるエンタープライズサーバ「EP8000シリーズ」に、最新のIBM POWER7プロセッサーを搭載した製品群を追加することを発表した。

 「POWER7」は、2月8日に発表されたばかりの最新CPUで、POWER6プロセッサとバイナリ互換を保ちつつ、45nmプロセス技術で製造されている。追加されるのはハイエンドサーバ「EP8000 780」、ミッドレンジサーバ「EP8000 770」「EP8000 750」。「EP8000 750」は12日から、「EP8000 780」「EP8000 770」は3月31日から販売を開始する。最新プロセッサーの搭載により、現行モデルと比較して「EP8000 780」は最大約1.2倍、「EP8000 770」、「EP8000 750」は最大約4倍のトランザクション処理性能向上を実現したという。

 「EP8000 780」の価格は4,021万5,210円(税込)から、「EP8000 770」の価格は1,769万4,180円(税込)から。それぞれ出荷時期は6月30日の予定。「EP8000 750」の価格は、1,109万9,340円(税込)から。出荷時期は3月31日の予定。

 エンタープライズサーバ「EP8000 シリーズ」は、システムとしてメインフレームクラスの信頼性と可用性を備えたUNIXサーバとして、金融機関をはじめとした企業の基幹業務システムや、電力、交通といった社会基盤システムで、採用実績がある。基幹業務システムで実績のある統合システム運用管理「JP1」をはじめとする日立オープンミドルウェア製品に加え、Oracle社のDBMS製品や、SAP社のERP製品など豊富なISV製品に対応している。また、日立独自の高速系切替機能や日立ディスクアレイサブシステムとの連携機能などの高信頼化機能を実現するとともに、安定稼働に役立つ情報提供サービスやAIX予防保守パッチ提供サービスなどの高信頼なサポートサービス提供を継続する。

 「EP8000 780」はPOWER7(3.86GHz)を最大64wayまで搭載可能なハイエンドサーバ。POWER6搭載した現行モデル「EP8000 595」に比べ、トランザクション処理性能を最大約1.2倍に向上している。また、性能あたりの消費電力量を最大80%削減しており、システムの省電力化にも貢献する。加えて、POWER7の新機能であるTurboCoreモード6を活用することにより、コア単位の性能が求められるデータベース処理などを最適な方法で処理することができるため、処理時間を短縮する。搭載可能なメモリ容量は、最大2,048GB。

  「EP8000 770」はPOWER7(3.1GHz)を最大64wayまで搭載可能な、上位のミッドレンジサーバ。POWER6+を搭載した現行モデル「EP8000 570」と比べ、トランザクション処理性能を最大約4倍に向上し、ハイエンドモデルにせまる高い処理性能を実現する。また、メモリ容量を現行モデル比約2.7倍の最大2,048GBまで増強できるなど、処理性能に加えてシステムの拡張性も強化した。あわせて、現行モデルと比べ価格性能比を約6倍に向上し、費用対効果の高いシステムの構築が可能となる。

  「EP8000 750」はPOWER7(3.0GHz/3.3GHz)を最大32wayまで搭載可能な、下位のミッドレンジサーバ。POWER6+を搭載した現行モデル「EP8000 550」に比べ、トランザクション処理性能を最大約4倍に向上するとともに、メモリ容量を2倍となる最大512GBまで増強できる。
《池本淳》
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