Windows 7、売れ行きが好調で満足度は7割以上 カカクコム調べ | RBB TODAY

Windows 7、売れ行きが好調で満足度は7割以上 カカクコム調べ

 カカクコムは、2009年10月に発売された新OS「Windows 7」に関するユーザー意識調査の結果を発表。発売後約2ヵ月での売れ行きは事前予想よりも好調で、Windows Vistaからはアップグレード、Windows XPからはデスクトップを中心にPCごと買い換えたユーザーが多かったようだ。

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「あなたはWindows 7を購入されましたか?」(カカクコム調べ)
  • 「あなたはWindows 7を購入されましたか?」(カカクコム調べ)
  • 「あなたはWindows 7を購入されましたか?(以前使っていたOS別)」(カカクコム調べ)
  • 「Windows 7を購入した方の、機能別満足度」(カカクコム調べ)
  • 「Window 7の購入形式(発売前調査では予定している購入形式)」(カカクコム調べ)
  • 「購入されたWindow 7搭載PCのメーカーをお選びください」(カカクコム調べ)
  • 「Windows 7を購入されていない方にお聞きします。今後Window 7を購入する予定はありますか?」(カカクコム調べ)
 カカクコムは、2009年10月に発売された新OS「Windows 7」に関するユーザー意識調査の結果を発表。発売後約2ヵ月での売れ行きは事前予想よりも好調で、Windows 7に乗り換える前のOSがWindows Vistaの場合はOSをアップグレードし、Windows XPの場合はデスクトップを中心にPCごと買い換えたユーザーが多かったようだ。

 同調査は、価格比較サイト「価格.com」のユーザーから7,869人(男女比率:男性90.6%、女性9.4%)を対象に、2009年12月22日〜28日に「Windows 7購入状況調査」として実施した。この結果を、2009年9月に同サイトで実施した「Windows 7発売直前アンケート!−あなたは買う?買わない?−」という調査結果と比較すると、次のように分析される。

 まず、Windows 7の購入について尋ねたところ、購入したのが30%、購入していないのが69.4%、残り0.6%はWindows 7を知らないと回答した。発売直前調査で購入予定を尋ねた際、半年以内の比較的近いうちに購入すると答えた割合が21.3%であったため、これよりも約10%高い、予想以上の売れ行きだったと判断される。また、購入後の満足度については、「非常に満足」(28.7%)と「やや満足」(46.2%)の合計で7割以上が満足している。

 次に、Windows 7の購入状況を、購入前に使用していたOS別に見てみると、Windows VistaユーザーのうちWindows 7を購入した割合は39.2%、Windows XPユーザーは同25.4%。その購入方法としては、「アップグレード版の購入」がトップで全体の約半数となる50.3%、次いで「Windows 7搭載PCの購入」が21.1%、「通常パッケージ版を購入」が17.9%となっている。つまり、発売後約2ヵ月では、Windows 7の購入ニーズはWindows Vistaユーザーのほうが高く、多くがWindows VistaからWindows 7へアップグレードしたことがうかがえる。

 ここで興味深いのは、Windows 7を利用しているPCのタイプを尋ねた際、デスクトップPCが45%で、ノートPCの32.3%を上回っていること。自作PCが20.1%を占めており、自作PCの多くがデスクトップPCであることを考慮すると、デスクトップPCでWindows 7を利用しているユーザーがかなり多いと言える。実際、Windows 7発売後の2009年11〜12月は、価格.comのカテゴリ別のアクセス推移でデスクトップPCカテゴリの伸び率が高かったという。

 ここ数年のPCの販売シェアにおいて、ノートPCがデスクトップPCの2倍以上というなか、Windows 7搭載PCとしてデスクトップPCの人気ぶりには目を見張る。この背景として同サイトでは、ここ数年の販売状況が示すようにノートPCについては比較的新しい機種を所有している傾向にあること。逆にデスクトップPCはある程度の年数を経ていたため、Windows 7の発売がデスクトップPCの買い替えニーズを喚起したと分析している。

 また、先に述べたWindows 7の購入方法で触れておきたい点がある。購入方法について発売直前調査から購入状況調査へと比較すると、「アップグレード版の購入」は40.1%→50.3%、「Windows 7搭載PCの購入」は24.7%→21.1%、「通常パッケージ版を購入」は12.6%→17.9%となる。アップグレード版や通常パッケージ版といったOSの買い替えが事前よりも高まり、PCの買い替えは逆に下回ってしまった。その理由となるヒントは次の調査結果だ。

 Windows 7搭載PCの購入者に対し、そのメーカーを尋ねると、最も多かったのは「VAIO」シリーズのソニーで13.1%、次いでデルが10.4%。以下、富士通、NEC、HP、東芝、エイサー、Lenovoレノボが続いている。これをPCのタイプ別に見ると、デスクトップPCではデルがトップで13.2%、続いてソニーとHPが同率の7.1%で2位。一方のノートPCでは、ソニーが21.4%でダントツのトップ。デスクトップとノートの両方でソニーが人気を集めた形となった。

 その背景として同サイトでは、Windows 7発売直後に登場したPC新モデルのうち、大きくラインアップを変えまったく新しいシリーズを登場させたのがソニーのみであったこと。他のメーカーは、従来のWindows Vista搭載PCとほとんど変わらないデザインのPCにWindows 7を載せて登場させただけという印象が強く、Windows 7の登場に合わせてPCを買い換えようと考えていた多くのユーザーの期待を裏切った形になったと分析する。

 Windows 7の未購入者に対して、今後の購入予定があるかどうかを尋ねたところ、半数以上が「購入予定あり」と回答し、そのうち10%近くが「半年以内に購入する」と答えている。また、Windows 7購入予定者に対し、購入するきっかけを尋ねると、1位は「いつ購入しようか迷っている」の27.1%、2位は「現在使っているマシンが壊れたら」の20.8%。さらに「欲しい搭載PCが発売されたら」(15%)という回答から、マシンが壊れたり、デザインや機能で魅力を感じられるモデルが発売されたりすれば、PCごとWindows 7搭載モデルに買い換えようというきっかけになりそうだ。

 また一方では、「世間の評判がよかったら」(17.8%)、「サービスパックがリリースされたら」(11.9%)という回答もある。初期の不具合や使い勝手の悪さが懸念されているわけだが、冒頭で触れたようにWindows 7購入者の満足度は非常に高い。Windows 7への好評価が広く一般に浸透するにつれ、Windows 7へのニーズは安定していくと予想される。
《加藤》

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