マイクロソフトが若者の就労を支援〜「ITを活用した若者就労支援プログラム」発表

エンタープライズその他

2009年12月4日（金） 15時16分

　マイクロソフトは4日、あらたに若者向け就労支援施策として「ITを活用した若者就労支援プログラム」を2010年1月より開始することを発表した。

　「ITを活用した若者就労支援プログラム」は、若者の職業的自立を支援する政府の事業である「地域若者サポートステーション」を受託するNPOと連携し、2年間（2010年1月〜2011年12月末）で実施するプログラムとなる。就労に役立つITスキルの習得に加えて、ITスキル習得によって若者たちの自信を醸成し、就労に導くことが目的とのこと。

　「地域若者サポートステーション」のうち、マイクロソフトの支援する拠点（2年間で25か所を予定）において、Word / Excel / PowerPointを活用した文章作成、Accessを活用したデータ管理、Webサイト構築などの講習を行うなど、ITの活用による支援を加速化する。プログラムの運用資金の提供、Microsoft Windows 7などの最新ソフトウェアの提供、最新技術の紹介や活用のアドバイス、専属の担当者によるプログラムマネジメントを、マイクロソフトが行う。またNPOのスタッフを、ITスキル講習の講師として養成し、無業の状態にある若者を対象に就労に役立つ最新のITスキルを習得するための講座を提供する。さらに、ポータルサイトを2010年4月（予定）に開設し、若者が、“誰でも、いつでも、どこでも”　本プログラムのITスキル講習のコンテンツにオンラインでアクセスし、ITスキル習得ができるようにする。

　支援対象は無業の状態にある15歳〜39歳の男女。2年間で、ITスキル講習受講者を6,000人、ポータルサイトを通じたコンテンツ提供を75,000人に行う見込み。

《冨岡晶》