NTTデータとマイクロソフト、CRMソリューション分野で協業 〜 「ABCRM」を共同提供 | RBB TODAY
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NTTデータとマイクロソフト、CRMソリューション分野で協業 〜 「ABCRM」を共同提供

エンタープライズ その他
 NTTデータとマイクロソフトは10日、CRM(顧客情報管理)ソリューション分野で協業することに合意した。

 具体的な協業の第一弾として、マイクロソフトの統合CRMアプリケーションである「Microsoft Dynamics CRM 4.0」をベースに、NTTデータの業務ノウハウを組み込み、CRMソリューション「ABCRM(エービーシーアールエム)」として2010年2月より提供を開始する。

 「ABCRM」の開発・提供に際して、NTTデータはDynamics CRMをベースに、各種テンプレートおよび関連ソリューションとの連携強化を進め、マイクロソフトはDynamics CRMおよび連携するSQL Server、Exchange Server、Office SharePoint Serverを含めた包括的な技術支援を行う。同時に、イベントやセミナーなどを通して、主にSFA、コンタクトセンターを中心とした統合CRMシステムの導入促進、定着化を支援し、両社で協力して本製品の導入促進を図っていくとしている。

 「ABCRM」は、Microsoft Office製品と同様の操作性を持ち、顧客業務に合わせて柔軟にカスタマイズ可能な顧客情報管理アプリケーションである「Dynamics CRM」の特徴に、NTTデータが保有する大規模コンタクトセンターの構築経験を融合したCRMソリューションとなる。さらに、NTTデータグループの安価で高機能なCRMソリューション「astima Call Center Edition」およびNTTデータの「i-lligraサジェスト」「i-lligraオンデマンド」と一体で利用する事も可能。営業業務 (SFA) 、コンタクトセンター業務、保守・サービス業務、マーケティング業務などで必要となる多様な機能や情報を有しているため、営業部門においては戦略的な営業活動を支援できる見込み。また、コンタクトセンターでは、CTIや電子メールとの連携によりマルチチャンネルにも簡単に対応でき、主要ベンダのPBXやastima、音声応答装置 (IVR) 、通話録音装置だけでなく、サーバ、ネットワークなどの各種ハードウェア製品との組み合わせにより、トータルソリューションを短期間かつワンストップで提供可能。加えて、多数の実績があるDWH(データウェアハウス)ソリューション、BI(ビジネスインテリジェンス)、セキュリティソリューション、WEBソリューション、モバイルソリューション、基盤ソリューションと「ABCRM」が連携することにより強固な戦略情報システムの構築も可能とのこと。

 価格はABCRM User CAL, Device CALが130,000円、ABCRM Enterprise Serverが650,000円(参考構成の価格例:30席のコンタクトセンター構築で23,000,000円)。PBX、IVR、全通話録音、APサーバ、DBサーバ、ADサーバ、設計設定は含まれるが、価格は要件ごとに異なる。提供は2010年2月より。
《冨岡晶》
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