パナソニック、“新世代の高速モバイルノートPC”発表会見レポート | RBB TODAY
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パナソニック、“新世代の高速モバイルノートPC”発表会見レポート

IT・デジタル ノートPC
パナソニックAVCネットワークス社ITプロダクツ事業部長の奥田茂雄氏
  • パナソニックAVCネットワークス社ITプロダクツ事業部長の奥田茂雄氏
  • モバイル市場におけるレッツノートのシェア
  • パナソニックAVCネットワークス社ITプロダクツ事業部テクノロジーセンター レッツノート総括参事の坂田厚志氏(左)、同ITプロダクツ事業部市場開発グループマネージャーの島田伊三男氏(右)
  • 高速モバイルノートのポイント
  • 高速モバイルノートのポイント
  • ファンサイズの縮小について
  • 壇上で行なわれた防滴性能実験
  • 落下実験の様子
 パナソニックが29日に発表した高性能・高速モバイルノートPC「レッツノートS8/N8シリーズ」。12.1V型にCore 2 Duo P8700(2.53GHz)を搭載し、同サイズにおいて“世界トップクラスの高速モバイルPC”であることを標榜している。同日、東京・有明にある「パナソニックセンター東京」にて行なわれた発表会見の模様をレポートする。

 まず登壇したのは、パナソニックAVCネットワークス社ITプロダクツ事業部長の奥田茂雄氏。これまで同製品の特長であった「軽量・長時間駆動・タフ」に「高性能」を加え、「2009年冬からレッツノートが新たな世代へ進化する」と述べた。

 続いて、パナソニックAVCネットワークス社ITプロダクツ事業部テクノロジーセンター レッツノート総括参事の坂田厚志氏、同ITプロダクツ事業部市場開発グループマネージャーの島田伊三男氏が壇上に上がり、S8/N8シリーズの細部について説明を行なった。島田氏は「一言で言えば、高性能なメインマシンでありながら快適にモバイルができる製品を目指した」とした上で、今後はマルチタスクと快適なモバイルユースが両立可能なPCが必要とされることを強調。また、坂田氏は「独自技術によって効率の良い放熱設計が可能となり、基盤サイズとファンサイズの小型化を図った。これによってB5サイズの本体に標準電圧版CPUを搭載することができた」と語った。

 具体的に、S8/N8シリーズのファンサイズはF8シリーズに比べて約30%縮小され、処理性能は超低電圧版のCore 2 Duoを搭載したW8シリーズと比較して約1.7倍の高速性を誇る。実際にパネル上にW8シリーズとS8シリーズの処理スピードを投影し、その高速性を提示した。

 次に、約16時間という世界最長のバッテリ駆動について。坂田氏によれば、「業界最高容量の新しいバッテリパック、LEDバックライトの採用によって実現したもの」となる。これと並びWiMAXモジュールを標準搭載し、ワイヤレス環境の充実を図った点も今回の大きなポイントで、高速モバイル通信への力の入れようがうかがえる。

 「高性能・高速性」の説明に続き、レッツノート伝統の「タフ設計」について壇上でパフォーマンス。坂田氏自ら76cmのテーブル上からPCを落下させたり、女性モデルが実際に水をキーボードに垂らして「防滴性能」を示したりと、頑丈な筐体を存分にアピール。タフ設計の根底にあるのは、「長く使ってもらえる本物のモバイルPCを提供したい」(坂田氏)という熱意だ。なお最後にゲストとして、インテル株式会社代表取締役社長の吉田和正氏が講演。「イノベーション」が進化の鍵であることを述べ、今回の新製品を称えた。

 会見終了後には、参加者が会場に並べられた実機の感触を確かめていた。短い時間では高性能・高速性を十分に体感するには至らなかったが、確かにWindows 7を搭載したWiMAX通信中のS8/N8シリーズでのネットサーフィンにストレスは感じられない。スペックから判断しても一歩上を行くモバイルノートPCであることに疑いはなく、今後レッツノートの主力製品となっていくはずだ。また、後方では水を垂らしての防滴性能や落下実験なども行なわれ、レッツノートが落とされる衝撃を実際に目の前で体感。つくづく「タフ設計」への徹底的なこだわりが感じられた。
《小口》
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