キーボードを見ずに指先の感覚だけてパソコン入力をおこなうタッチタイピング。習得のためのタイピングソフトも数多く出ているが、実際のところできる人はどれくらいいるのだろうか。アイシェアが、20代から40代のネットユーザー男女546名の回答を集計した。 パソコン利用経験者にタッチタイピングができるか聞いたところ、「得意」が54.0％、「頑張ればできる」が34.4％、「まったくできない」は11.6％で、圧倒的に「できる」人の比率が高かった。性別で見ると、「得意（55.8％）」、「頑張ればできる（35.2％）」とも女性のほうが高めだ。年代別に見ると年代が若いほど「得意」な人が多く、20代では60.0％を占めている。「頑張ればできる」人は30代・40代で37％前後と20代（30.0％）を上回った。 「できる」と答えた人に、タッチタイピング用ソフトやアプリを利用して練習したことがあるか聞くと、過半数（57.9％）が「ある」と回答。30.0％は「無料のみ」、7.9％は「有料のみ」、20.0％は「両方とも（無料・有料）」のソフトを習得に活用していた。ソフト利用者の割合は、女性（53.6％）を男性（61.8％）が大きく上回っている点が特徴的だ。 今度は携帯電話の利用経験をもつ520名（95.2％）に、携帯電話（フルキーボードではないもの）でタッチタイピングができるか聞いてみた。利用経験者の半数近い48.1％が「できる」と答えており、そのうち「得意」は9.0％、「頑張ればできる」は39.0％という結果に。20代では「できる」が58.9％にのぼり、他の年代を10ポイント以上引き離している。 また、パソコンのタッチタイピングが「得意」な人では、携帯電話のタッチタイピングも「得意」とする人が14.5％と高く、「できる」は58.3％に達した。一方、パソコンでタッチタイピングが「まったくできない」人の89.4％は、携帯でも「まったくできない」と答え、相関性がうかがえる結果となった。
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