アドビ、「Adobe Story」を提供開始 〜 映像制作のプリプロ段階から台本をコラボ制作
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Adobe Storyは、映像制作における企画・プリプロダクション用のソフトウェアで、ビデオ制作ワークフローの効率改善と制作コスト削減を目的として開発された。オンラインとオフラインのどちらでも(ネット接続の有無に関係なく)使用でき、Adobe Labsを通して利用可能となっている。今後発表されるAdobe Creative Suite製品ファミリーをはじめとするアドビシステムズの製品にも組み込まれ、台本の情報をワークフロー全体を通して利用できるメタデータへと自動的に変換し、利用可能となる予定。台本に記された撮影場所や役柄などの情報を、Adobe Storyで入力、もしくは読み込ませると、重要なメタデータがCreative Suite Production Premiumに含まれる他の製品に自動送信され、素材の取り込みや編集作業の効率が改善される。オンライン配信可能な段階にまでビデオ制作作業が進めば、視聴者はメタデータを、好みのキャラクター、エピソード、あるいはシーンを探すなどのオンライン・コンテンツの発見と検索をサポートするツールとして使用することもできる。
台本作成は一般的に当初のアウトライン、複数のドラフト稿、最終ドラフト、撮影用台本、および最終台本に添付される制作ショットリストを含めた複数のプロセスで進められるが、Adobe Storyには、プロジェクト参加者が互いのアイデアをいつでもやり取りするこができる、豊富なビジュアル効果を備えた環境が用意されている。ユーザーはAdobe Storyを使い、その業界標準のフォーマットを活用して台本作成を始められる。またMicrosoft WordやFinal Draftを含むさまざまなアプリケーションからの台本の読み込みや、あるいはAdobe PDF、テキスト、XML、Movie Magic、CSVなどのフォーマットへの書き出しも可能。プロジェクト参加者はAdobe Storyを使ってオンラインとオフラインの両方で作業を進めることができ、またインターネットに接続すれば、入力内容やコメントは自動で同期される。
アドビ システムズ社 ダイナミックメディア部門 バイスプレジデント兼ゼネラル マネージャのジム ジェラルド氏は「今日、放送局やメディア企業はコンテンツの作成と配信の手段に変革をもたらすあらたなビデオワークフローを求めています。プリプロダクション段階で制作された台本のデータをその後のワークフローに活用することでAdobe Storyは制作ワークフローの劇的な合理化とトータルコストの削減だけでなく、エンターテインメントの双方向性と魅力を高めることのできる画期的な新しいツールを企業に提供します」とのコメントを寄せている。
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