【国際モダンホスピタルショウ2009(Vol.1)】患者情報を付加するバーコード&無線対応デジカメ「Caplio 500SE」 | RBB TODAY
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【国際モダンホスピタルショウ2009(Vol.1)】患者情報を付加するバーコード&無線対応デジカメ「Caplio 500SE」

エンタープライズ その他
「Caplio 500SE ModelW」右上にレーザーバーコードリーダーSE-4を接続できる
  • 「Caplio 500SE ModelW」右上にレーザーバーコードリーダーSE-4を接続できる
  • バーコード付きリストバンド
  • レーザーバーコードリーダーSE-4でバーコードを読み取るとモニタに患者の情報が表示され、その後撮影した写真データに情報が付加される
 7月15日〜17日、東京ビッグサイトにて開催の「国際モダンホスピタルショウ2009」でリコーは、医療現場での利用に適したバーコード&無線対応のデジタルカメラ「Caplio 500SE ModelW」を展示していた。

 この展示は、現行機種の「Caplio 500SE ModelW」(124,000円)にレーザーバーコードリーダーSE-4を接続したもの。リコーの独自技術である「カメラメモ」により、たとえば医療現場では、入院患者のリストバンドに付いているバーコードを読み取ったうえで写真を撮影することで、写真データに患者情報を付加させて管理することが可能だ。ほかに、日時や絞り・シャッタースピードなどの撮影情報、GPS情報なども付加することができる。

 たとえば、従来は画像撮影後、撮影者が選別して付加情報をデータ入力して管理・活用していたものが、「カメラメモ」を利用することにより撮影時にデータが付加されるため、PC・サーバで自動選別し管理・活用することが可能となり、時間・人的コストを削減できるとともに、事故防止にも役立つ。

 「Caplio 500SE ModelW」は2007年1月に発売された製品で、Bluetooth Ver.2.0+EDR・IEEE802.11b/gの通信機能を内蔵するほか、1mの落下テストをクリアした耐衝撃性、防水・防塵・耐冷仕様、広角28mm、1cmマクロ撮影、813万画素といった機能をもつ。

 説明員によると、現在「Caplio 500SE」は医療よりも建築現場での利用が多いが、手袋でも扱いやすい大型ボタン&大型ダイヤルや、アルコール清拭が可能といった特長に加え、レーザーバーコードリーダーの追加で、医療現場でのさらなる活用に期待するという。

 医療現場の活用例としては、看護部門「褥瘡(じょくそう)管理報告書」、給食部門「選択食メニュー」、調剤部門「薬情報」、手術部門「術前術後の経過記録」、歯科部門「口腔内写真」、遠隔医療部門「写真送信」、被災地医療部門「写真送信」が紹介されていた。「レーザーバーコードリーダーSE-4」は、8月下旬には発売される予定という。
《編集部》
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