NEC、情報の関連性をわかりやすく表示するユーザーインターフェイス構築技術を開発 | RBB TODAY

NEC、情報の関連性をわかりやすく表示するユーザーインターフェイス構築技術を開発

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情報を同心円状に表示した画面イメージ
  • 情報を同心円状に表示した画面イメージ
 NECは9日、組織や人脈のつながりや、類似した番組など、互いに関連を持つ情報をわかりやすく表示するユーザーインターフェイス(UI)を構築する技術を発表した。

 高速インターネット回線や大容量の記憶デバイスを備えたデジタル機器の普及などにともない、大量の関連性を持つ情報(企業の組織図、TV番組の類似性、Webページの参照関係など)が煩雑に存在するようになり、簡単に閲覧できる方法が求められていた。また関連性を持つ情報の表示においては、「UIが用途毎に個別に作られており、番組情報や組織図など調べる情報の対象が変わったり、人物やジャンルなどユーザーが見たい観点が変わっても、表示の変更が不可能」「情報を点で表しそれらを線で結んで表現する手法、表で表現するなどの手法では、関連度を適切に表現するために広い画面領域が必要」といった問題点が残っていた。

 新しいUI技術は、関連性の強さを距離で表し、同心円状に関連情報を配置することで、限られた画面領域の有効利用を実現するものとなる。これによりユーザーは関連性の程度の違う情報を視覚的にわかりやすく比較することが可能となる。また、データ構造とUIとを分離し柔軟な設計を可能とし、調べる対象が変わっても簡単に表示の変更が可能な手法が採り入れられている。ユーザーの意思で情報の表示範囲を自由に拡大・縮小可能なため、狭い領域でも情報をわかりやすく表示できるという。

 製品の設計・評価を手がけるUI専門家が、擬似的なTV番組を本UIで表現した場合と従来の番組表で表現した場合とを比較し、定性的評価を行ったところ、本手法がわかりやすいとの高評価を得たという。特に自分が興味のある分野と関連性のあるあらたな情報を見つけやすいなど、散策的に(気ままに)情報を探す場合に有効であるという結果が得られた。

 NECでは今後も開発を進め、本手法をインターネットTV上での番組の関連表示UI開発に適用するとともに、デジタル放送などさまざまなソリューションへの適用を行う。なお、NECはこのたびの成果の一部を、東京大学で開催される第55回ヒューマンインターフェイス学会研究会にて6月9日に発表する予定。
《冨岡晶》

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