富士通、富士通ビジネスシステムを完全子会社化 〜 グループ再編により中堅市場への取り組み強化 | RBB TODAY
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富士通、富士通ビジネスシステムを完全子会社化 〜 グループ再編により中堅市場への取り組み強化

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説明会の模様(左:富士通 取締役副社長  広西光一氏、右:FJB 代表取締役社長 鈴木國明氏)
  • 説明会の模様(左:富士通 取締役副社長  広西光一氏、右:FJB 代表取締役社長 鈴木國明氏)
 富士通は21日、富士通ビジネスシステム(FJB)は完全子会社化することを発表した。

 同日のそれぞれの取締役会の決議を経て、株式交換により富士通がFJBを完全子会社とする株式交換契約を締結した。FJBは6月23日に開催予定の定時株主総会において承認を受けたうえ、8月1日を株式交換の効力発生日とする予定。また、会社法第796条第3項の規定に従い、富士通は株主総会の承認を得ない簡易株式交換で行う予定。FJBの普通株式は東京証券取引所において上場廃止(最終売買日は2009年7月27日)となる。

 富士通グループでは、プラットフォームやITソリューションを含むテクノロジーソリューション分野を主力事業として位置づけ、国内市場に関しては、富士通、FJBを含む富士通グループ各社、および、国内販売パートナー様との連携体制により事業拡大を図っていた。一方、この分野においてはIT活用に関わる顧客ニーズが多様化してきており、また、IT・ネットワーク技術の進化を背景としたIT活用手法の多様化も進んでおり、富士通グループ全体に跨るフォーメーション革新が不可欠と判断、その一環として、国内の中堅市場向けテクノロジーソリューションの強化を目的に、富士通がFJBを完全子会社とすることを、両社の取締役会にて決議したという。

 今後は国内テクノロジーソリューション市場を、大手市場と中堅市場に大別したうえで、富士通が大手市場に、FJBが中堅市場に責任を持ち、両市場に対応する。富士通とFJBとで対応が分散していた中堅市場に対する営業機能は、今後、段階的に、FJBへ統合。第一段階として、本株式交換完了後、市場規模の大きい東名阪地区における中堅民需市場向けの営業機能をFJBに統合する。富士通の中堅市場向けERPソリューション「GLOVIA smart」のブランドはFJBの管轄下となる。
《冨岡晶》
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