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スタート目前! 裁判員制度が今週から始まるって知ってた!?

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裁判員制度に関する意識調査(3回目)
  • 裁判員制度に関する意識調査(3回目)
 いよいよスタートする裁判員制度。アイシェアが2008年7月、12月に続く3回目の調査を行い、その認知度や意識等を探った。調査期間は、制度開始のほぼ1ヶ月前の4月22日〜27日。
 
 裁判員制度を「知っている」と答えた人は94.2%に達したものの、依然5.8%の人が「裁判員制度のことを知らなかった」と答えている。「知っている」人に内容についてどのくらい知っているかを聞くと、「なんとなくなら知っている」が79.1%。「詳しく知っている」とした人は11.5%にとどまり、名称は知っていても「どんなものかは知らない」が9.4%を占めた。特に40代では「詳しく知っている」が6.1%と少なく、関心が低めのようだ。また制度自体を知っている人のうち、裁判員制度についてインターネットで調べたことが「ある」人は19.4%。2008年12月の調査時の6.9%を10ポイント以上上回ったものの、大多数は「調べる」というアクションは起こしていなかった。また、5月21日にスタートすることについては、74.0%が「(裁判員制度は知っているが)開始日は知らなかった」と回答。「開始日を知っていた」人は全体の20.2%にとどまった。
 
 裁判員は原則として辞退できないことを伝えた上で、裁判に参加したいか本音を聞いたところ、「参加したい」と答えたのはわずかに15.0%。「どちらかというと参加してもいい」が19.9%で、これらを合わせた“参加したい派”は計34.9%だった。一方「どちらかというと参加したくない(34.6%)」「参加したくない(30.5%)」を合わせた65.1%が“参加したくない派”という結果に。特に女性と40代では70%を超え、年代が高くなるほど「参加したくない」意識が強まる傾向にある。
 
 “参加したい派”の理由としては、「裁判に興味があるから」が54.0%でトップ。次いで「国民として与えられた役割だから(49.2%)」、「専門家以外の視点でも判断したほうがいいから(37.3%)」といった順に。30代では他の年代と比べて大きな特徴が見られ、「自分の判断に自信がある(21.6%)」が他を10ポイント以上上回る一方、「専門家以外の視点でも判断したほうがいいから(24.3%)」では他の年代を17ポイント以上下回っていた。
 
 “参加したくない派”の理由では、「人を裁くのが嫌だから(52.8%)」が最多。2位は「トラブルに巻き込まれそうだから(44.3%)」、3位は「自分の判断に自信が持てないから(43.8%)」となっている。「人を裁くのが嫌だから」は年代が上がるほど高い割合になり、逆に「トラブルに巻き込まれそうだから」「裁判に興味がないから」は低い年代ほど高い結果となった。
 
 スタートを目前に控えた裁判員制度だが、開始日や詳細の認知度はまだ低く、制度を肯定的に捉えている人も「多い」とは言いがたいところだ。この評価も開始後にはまた変わっていくのだろうか。
《大木信景》
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