富士通とウィルコム、電源オフでも遠隔操作できるノートPCの紛失・盗難対策ソリューションを開発 | RBB TODAY
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富士通とウィルコム、電源オフでも遠隔操作できるノートPCの紛失・盗難対策ソリューションを開発

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 富士通、富士通研究所、ウィルコムは7日、法人顧客を対象に、ウィルコムのPHSネットワークを利用した遠隔操作によりノートPCのハードディスクドライブのデータを消去する、新たなセキュリティソリューションを開発したと発表した。

 暗号化機能付きHDDと3社で共同開発した専用の通信モジュールをノートPCに内蔵する。さらに情報漏えいを防止するため、HDD内のデータを解析・復元不可能状態にする「データ消去機能」と、PCを起動させない「PCロック機能」を搭載する。「データ消去機能」は、保存されたHDDデータの暗号解読に必要となる暗号鍵を瞬時に消去することにより、HDD内のデータを解析・復元不可能な状態にする。「PCロック機能」は、PCの動作そのものを抑止するため、第3者がPCを操作することを防ぐ。

 またPCの電源オンオフに関わらず常時待ち受け状態を維持する専用の通信モジュールを搭載することにより、世界で初めてPCが電源オフの状態でもHDD内のデータ消去を可能とした。この通信モジュールは低消費電力のPHSのため、バッテリーの消費を抑え、長時間の常時待ち受け状態を実現した。また、消去・ロックの実施結果については、管理サーバにアクセスすることで詳細な実行結果を確認できる。

 富士通は同ソリューションならびに専用の通信モジュールを内蔵したノートPCを2009年度第3四半期より提供開始する。あわせて、富士通グループ社員の業務用ノートPCとして順次導入する予定だ。なお、このソリューションは、5月14日〜15日に東京国際フォーラム(東京都千代田区)で開催される「富士通フォーラム2009」に参考出展される予定。
《冨岡晶》
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