【シリーズ・テレビ新時代】独自の光配線方式で安定したサービスの提供を目指す——ケイ・オプティコム インタビュー | RBB TODAY

【シリーズ・テレビ新時代】独自の光配線方式で安定したサービスの提供を目指す——ケイ・オプティコム インタビュー

IT・デジタル テレビ

サービス開発推進室サービス戦略グループ サービス戦略チーム チームマネージャーの河田靖弘氏
  • サービス開発推進室サービス戦略グループ サービス戦略チーム チームマネージャーの河田靖弘氏
  •  RBB TODAY編集部では、今回、関西一円でサービスを提供するケイ・オプティコムに、テレビサービスの動向についてインタビューを行った。同社は、編集部が実施した2007年のRBBブロードバンドアワードで、FTTH部門、西日本エリアNo.1を獲得した企業でもある。
  •  RBB TODAY編集部では、今回、関西一円でサービスを提供するケイ・オプティコムに、テレビサービスの動向についてインタビューを行った。同社は、編集部が実施した2007年のRBBブロードバンドアワードで、FTTH部門、西日本エリアNo.1を獲得した企業でもある。
 RBB TODAY編集部では、今回、関西一円でサービスを提供するケイ・オプティコムに、テレビサービスの動向についてインタビューを行った。同社は、編集部が実施した2007年のRBBブロードバンドアワードで、FTTH部門、西日本エリアNo.1を獲得した企業でもある。

——新規加入者の約4割が、ネットサービスと同時にテレビサービスを申し込むと聞きました。

多チャンネルを楽しみたいと思っていた層と、地デジに対してはアンテナを立てるよりもケーブルで簡単に視聴したいという層、これら両方の層を獲得できていると思います。地デジは加入者増の要因になっているのかもしれませんが、それだけでテレビサービスに料金を払うのかというとそうではないでしょう。多チャンネルも含めて、これを機会にはじめて真剣に検討しはじめる人が増えてきたということだと思います。

——関西地域では地デジの視聴エリアはどうなっているんでしょうか?

ほとんどで観れるようにはなっていると思います。

——すると獲得数が好調な要因は多チャンネルにあるということでしょうか?

そうですね。もっと言えば、ネット・電話・テレビのトリプルプレイをまとめてサービス提供できているところが大きいですね。そして地デジの開始が、それを後押ししていると思います。

——IPTVのサービスが一部ではじまってますが

現段階では、IPTVが当社にとって大きな脅威となっているということはないと感じています。まず、弊社のサービスはIPと違って、宅内のテレビ配線は変更しなくていいんです。宅内への引き込みまでは光ファイバー、宅内ではテレビの同軸ケーブルがそのまま使えます。既存の同軸配線の先にSTB(セットトップボックス)やテレビがつながっているという状態ですね。この状態でeo光テレビが見れる。IPTVの場合は、宅内でテレビまでの配線を新たにLANケーブルで張り直さなければならないんです。したがって、家の中の配線がかなり複雑になるのではないかと思いますね。

——複数台のテレビでの視聴はどのようになるのでしょうか?

今は、テレビを2台以上所有する家庭が多いです。複数台で視聴して、同時に録画するというケースも増えてくると思いますが、IPTVの場合、そういうことが難しい。あとは視聴する全てのTVにLAN配線とSTBが必要になるんですね。これが普及のネックになると思います。弊社の場合だと、地上波はパススルー方式で送っていますのでテレビさえ地デジに対応していればSTBはいらないわけです。2台目のテレビもSTBをつけずにそのまま地上波をご覧いただけるわけですが、IPTVは2台目のテレビでもSTBがないと地上波が見られない。また、帯域の問題からハイビジョンの同時視聴にも制限があるといわれています。

——関西地域の競合は?

テレビサービスでの競合という意味では他のCATV会社がまずあげられます。光ということでは競合相手はやはりNTTですが、テレビサービスにおいては、さきほど申し上げた通り、当社が先行していると感じています。

——フレッツ・テレビは対抗ではないと?

フレッツ・テレビはeo光テレビと同じタイプのテレビサービスなのでもちろん脅威ではあります。テレビにフレッツという冠をかぶせているのでブランド力もあり、今後の動向を注目しています。

——VODの部分で差別化していくなどの予定は?

現在はまだVODサービスの需要はさほど大きなものではないと感じていますが、今後拡大が見込まれる分野でもありますので、これから差別化できるようなサービスを作っていきたいと思っています。

——NGNの浸透と御社のサービスメニューへの影響は?

NGNに関しては、NTT西日本ではエリアが大阪府下の一部エリアに限られていることもあり、今のところ当社に大きく影響を及ぼしているということはないと思います。「ひかりTV」の地上波再送信メニュー等も含め、全エリア展開となった場合でも、宅内配線、同時視聴、区域外再送信の問題、ハイビジョン録画などを考えるとケーブルテレビと同じ方式の弊社のサービスの方が、お客様には受け入れていただけるのではないかと考えています。

——テレビの買い替えを考えると、今年、来年が勝負ではないかと思います。NGNが広がる前にシェアを獲得してしまうということでしょうか?

当面の間は、現在のわれわれの商品力で十分に戦っていけると考えています。ただ、その後もシェアの獲得競争は続くでしょう。光需要が飽和するという話もありますが、光から光へのスイッチも起きると思います。今までは、光ファイバーサービスをよく比べずに選ばれる人も多かったと思うんです。今後は、同じ光ファイバーサービスでも、料金や能力に差があるのが分かってくるようになるでしょう。現在は、RBB TODAYのブロードバンドアワードでも西日本エリア(総合)、スピード部門(光)などで1位を獲得するなど大変な評価をしていただけており、弊社のサービスは口コミで多くのお客様に選んでいただいています。今後も、お客様に選択され、評価していただけるサービスでありたいと思います。

——では他のケーブルテレビとどう違うんでしょうか?

(右の)図を見ていただきますと分かりますが、ケーブルテレビ事業者は自らの同軸もしくはHFCといわれる光のハイブリッドでサービスを提供してるんですね。ある事業者は1本ケーブル上にインターネットも電話もテレビも配置しなくてはいけないので、ネットとテレビの周波数の取り合いになるんです。一方を強化しようと思ったら、他方を削らなければいけない。それに対して、我々は、ひとつの家庭にもう一本光ケーブルを引き込んでいるんです。見た目には一本のケーブルですが、中は二芯構造となっていて2本の光ケーブルが通っています。1本はテレビ用で、もう一本がネット・電話用なんです。ですから、1ギガサービス等の大容量のインターネットサービスが実現できるのです。また、さきほども申し上げた通り、ケーブルテレビと同様のパススルー方式なので、分配して複数のテレビで視聴する場合も地デジ対応のテレビなら地上波に関してはSTBの設置は不要なんです。

——多チャンネルについてですが、今まで専用アンテナでCS放送を観ていた方は280chくらい観れる場合もあるわけですよね。それが減るとデメリットはないでしょうか?

多くの方は、280chの中でも実際に見るのは一部のチャンネルだけという状況だと思うんです。弊社の多チャンネルサービスは66chでネットにプラス3,150円ですので、それならお買い得と感じていただけると思います。

——どのサービスに加入する人が多いのでしょうか?

バリューパック(地上波+BS+CS41ch)、スタンダードパック(地上波+BS+CS58ch)、ライト(地上波+BS+CS6ch)というメニューを用意していますが、現在は、バリューパックに加入される方が最も多いです。

——現状の地デジサービスと家庭の状況をどう見ますか?

今は、平均でいうと2台から3台あるんです。1台目は地デジ対応になってても、すべてのテレビが対応している世帯はほとんどない。デジタル化を楽しめてるのがテレビ1台であって、2台目、3台目をデジタルにするのはまだまだこれからじゃないかなと思うんです。しかし、アナログが停波したら2台目、3台目のテレビでは観れなくなる。当社はアナログも再送信しておりますが、2011年に向けてのフォローは業界全体で必要だと思います。

——次の商戦はいつになるのでしょうか?

今冬のボーナス商戦ですね。これにあわせて、現在、テレビサービスに関する大型のキャンペーンを展開していて、キャンペーン期間中にテレビサービスに加入していただくと、テレビの料金が1年間毎月795円引きになるんです。これにより、eo光ではテレビサービスをネット料金+780円(ライトの場合)から始めていただけるようになりました。今後、ますますテレビサービスの存在感は高まっていくと思いますね。
《RBB TODAY》

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