マイクロソフト、相互運用性を大幅に向上させた「Windows HPC Server 2008」日本語版 | RBB TODAY
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マイクロソフト、相互運用性を大幅に向上させた「Windows HPC Server 2008」日本語版

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 マイクロソフトは2日、ハイパフォーマンスコンピューティングプラットフォーム製品「Windows HPC Server 2008」日本語版のボリュームライセンスの提供を開始した。価格は、Open Business Licenseが9万1,400円、Open Business License & Software Assuranceが13万7,000円、Open Business Software Assuranceが4万5,700円、Academic Open Licenseが1万3,500円。

 Windows HPC Server 2008は、2006年にリリースされた「Windows Compute Cluster Server 2003」の後継製品で、数ノードクラスの中小規模環境から数千CPUコアを超える数百ノード以上の大規模環境まで幅広い環境において、迅速な展開と導入、柔軟な運用管理性を実現した製品。同社のRDMA(Remote Direct Memory Access)テクノロジ「NetworkDirect RDMA」、効率と拡張性に優れたクラスター管理ツール群、サービス指向型アーキテクチャに基づくジョブスケジューラー、およびOpen Grid Forum(OGF)によって策定されたHigh Performance Computing Basic Profile(HPCBP)といった標準を採用することで相互運用性を確保し、大規模システムにおいても効率的な稼働を可能としている。

 また、既存のシステムインフラストラクチャとの相互運用性を向上させ、従来のリモートインストレーションサービス(RIS)に代わってWindows展開サービス(WDS)をサポートすることで、1,000ノードを超える大規模システム環境でも迅速なセットアップを実現した。さらに、並列プログラミング開発環境をVisual Studio 2008を用いた統合環境として統合し、OpenMP、MPI、Webサービスのような基本インターフェイスに対応するとともに、サードパーティ製数値計算ライブラリ、パフォーマンスオプティマイザー、コンパイラー、デバッグツールキットなどをサポートする。

 なお、Windows HPC Server 2008搭載サーバの提供が同日より開始されることも合わせて発表された。
《富永ジュン》
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