オムロン、アナログ信号を高速・広帯域で絶縁伝送する「高速アイソレータ」を開発 | RBB TODAY

オムロン、アナログ信号を高速・広帯域で絶縁伝送する「高速アイソレータ」を開発

 オムロンは11日、センサなどのアナログ信号をDC〜20MHz以上の高速・広帯域で、絶縁しながら信号伝送する「高速アイソレータ」を開発したことを発表した。

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高速アイソレータ
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 オムロンは11日、センサなどのアナログ信号をDC〜20MHz以上の高速・広帯域で、絶縁しながら信号伝送する「高速アイソレータ」を開発したことを発表した。

 アイソレータとは、電気的に絶縁された回路ブロック間で信号を伝送する部品の呼称。電圧レベルが異なる回路での低電圧回路側の誤動作や故障を回避したり、回路を電気的に分離し感電を防止したりするのに用いられる。これまで、センサなどのアナログ信号の伝送方式は、一定の交流信号に変換してトランスによるアナログ絶縁伝送を行う方式、またはアナログ−デジタル変換した後にフォトカプラにてデジタル絶縁伝送を行う方式が一般的だった。しかし近年の信号の大容量化・高速化により、従来の絶縁伝送方式のスピードでは大容量伝送に対応できなくなってきていた。この課題を解決するために、オムロンでは財団法人電気磁気材料研究所と共同で、「高速アイソレータ」を開発したとのこと。

 この「高速アイソレータ」ではアナログ信号を高速伝送(20MHz以上)することが可能になっているほか、外付けの変換回路が不要なため、周辺回路を含めての小型化が可能だという。また独自の磁気方式を採用することにより、既存の光結合方式で使われているLEDの経年劣化による減光が発生せず、性能劣化が改善されている。

 今後、電力線通信など次世代の高速アナログ通信用途のさらなる高速化ニーズなどを視野に入れ、商品開発フェーズを経て、09年度に商品発売を目指すとのこと。

 なお本技術は「CEATEC JAPAN 2008」(9月30日〜10月4日@幕張メッセ)に出展される予定。
《冨岡晶》

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