NECがグリッドマーク社と資本提携——家電、モバイルサービスの新インターフェイス | RBB TODAY
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NECがグリッドマーク社と資本提携——家電、モバイルサービスの新インターフェイス

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Grid Onputの機能イメージ
  • Grid Onputの機能イメージ
 27日、見えないドットコードの技術を持つグリッドマークは、NECとの資本提携に合意したと発表した。

 今回の合意では、NECがグリッドマークの発行済株式総数のおよそ1.2%に相当する普通株式320株を、第三者割当増資により取得する。取得金額は4,000万円。

 グリッドマークの技術は「Grid Onput(グリッドオンプット)」という名前で商品化されており、2mm角のスペースに印刷された極小ドットを情報として読み取るものだ。QRコードなどバーコードとちがってほとんど目に見えないことと、文字やグラフィックなど普通の印刷に重ねて印刷することができる。グリッドマークは16日、NTTドコモとの資本提携(ドコモの保有比率は8.9%、同じく第三者割当増資による取得。金額はおよそ3億)とモバイルサービスやソリューションにおいて共同で事業を展開する合弁会社、DPCを設立している。

 Grid Onputは、QRコードと違い、ディスプレイなどに表示して読み取るということはできないが、印刷技術そのものは既存のもので対応可能とのことで、特殊な印刷機などは必要ない。また、印刷範囲は2mm角より少し広がるが、一定の仕様のインクジェットプリンタでも印刷可能なものだ。応用例としては、QRコードのようなアドレスやURL情報の印刷、テレビ番組表からリモコンで録画予約情報を読み取ってビデオに転送する、などが考えられるが、していくに従い、テンキーやリモコンなどで複雑なコマンドや大量の情報量を扱うインターフェイスとしても期待されている。

 なお、同日、北ケーブルネットワークが、パナソニックの協力によりGrid Onputを応用したケーブルテレビ用ユニバーサルリモコンのモニタテストは開始した発表している。
《中尾真二》
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