ヤフー、アイカーン氏に反論の手紙を送付 | RBB TODAY

ヤフー、アイカーン氏に反論の手紙を送付

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 15日(現地時間)、米Yahoo!は、同社の株主総会に向けて委任状争奪による役員入れ替えを表明しているカール・アイカーン氏に反論の手紙を送付したと発表した。

 手紙は、「残念ながら、いただいた手紙は、マイクロソフトの提案と我々役員の最善の努力について重大な誤認があるように見えます。」で始まり、今回の結論は、Yahoo!の(CEOを除く)9人の役員はそれぞれ独立しており、全員による公正で十分に検討された意思決定であることを強調している。また、すでに興味を失った相手(マイクロソフト)に対して、ヤフーを安売りするような行為は間違っているとも述べている。そして、現在のYahoo!の立場は極めてクリアであり、マイクロソフトを含むあらゆる提案を閉ざしているわけではないことも付け加えている。

 さらに、決定にいたるプロセスとしてマイクロソフトとの交渉の経緯なども説明している。それによると、4月15日にYahoo!からの提案で、双方の財務担当者、アドバイザーも同席の会議が持たれた。会議では、Yahoo!の戦略や事業プランなど詳細が話し合われたが、最終的にはマイクロソフトの提案はYahoo!の価値を過小評価しているとの結論になったとしている。この会議のあと、株主保護を目的とした金額を提示しない取引条件の重要事項をマイクロソフトに提出したが、マイクロソフトの回答は買収価格のアップはしない、あまつさえ値下げの示唆さえしたと述べている。

 このようなマイクロソフトの対応にもかかわらず、5月2日には再び買収の意欲を見せ、口頭で買収価格を1株あたり33ドルまで上げると伝えてきた(文書はなく支払いがキャッシュなのか株なのかなど明確にしてない)。Yahoo!役員は交渉を継続し、ジェリー・ヤンに対して37ドルがYahoo!の現在の価値でもっとも妥協できる点であると伝えるように決定した。5月3日、この回答をシアトルでマイクロソフト担当者に伝えたところ、1時間ほどかかって、交渉を打ち切る決定をしたとしている。

 手紙の最後は「建設的な対話を期待します。」と締めくくっている。差出人の署名はYahoo!の役員代表としてロイ・ボストック氏となっている。
《中尾真二》

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