情報処理推進機構(IPA)は1日、ソフトウェア関連分野の天才的な人材の発掘・育成を目的に実施している「未踏ソフトウェア創造事業」において、2007年度第1期、第2期事業で採択し支援した93件(未踏本体63件、未踏ユース30件)の中から18名を「天才プログラマー/スーパークリエータ」として認定した。 天才プログラマー/スーパークリエータの認定は、担当プロジェクトマネージャーによる評価をもとにIPAが行うもの。今回の認定により、2000年度から述べ176名の天才プログラマー/スーパークリエータの発掘が行われたこととなる。2007年度第1期、第2期天才プログラマー/スーパークリエータとそれぞれの開発テーマ名は以下の通り。未踏本体第1期(7名)田中充 携帯電話とPCを相互に接続・制御するミドルウェアとその応用ツールの開発斉藤匡人 ユビキタスネットワークブラウザの開発と展開小林茂 プロトタイピングのためのツールキット「Funnel」の開発石野明 ホワイトボード画像の保存・再生システムの開発久保裕也 Shared Questionnaire System 2.0の開発大倉務 ブログを用いた「なんでも早期発見システム」の開発近藤真之 問い合わせ学習を用いた自動操作ソフトウェア「子猫の手」の開発未踏本体第2期(5名)斉藤賢爾 地球規模オペレーティングシステム外殻(シェル)の開発と応用出口博章 数式の二次元構造を直感的に扱うためのシステムの開発森田尚 高品質な書籍を簡単に制作するための出版支援ソフトウェアの実用荒川傑 開発現場の「掟」を代行するJavaコンパイラIrenkaの開発阿部正佳 実装言語独立でモジュラリティーの良いコンパイラキットSCK未踏ユース第1期(4名)西川賀樹 分散システムの開発を支援するテストベッド丹野治門 ネットワーク越しにリアルタイム共同編集ができるインタラクションソフト制作システム山本裕輔 不確かな知識の信頼性判断の支援を行う「ほんと?サーチ」櫻井稔 Sequential Graphics:臨場感を描画するソフトウェア未踏ユース第2期(2名)岩川建彦 分散アプリケーションのためのプログラミング言語開発儀間武晃 物語性のある連続静止画のレイアウト調整自動化システムの開発