iPhone 2.0、SDKのベータ版発表——携帯電話からモバイルプラットフォームへ
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iPhone 2.0ベータは、iPhone、iPod touchのOS(カーネル)とSDK、Microsoft Exchange ActiveSync、Cisco IPsec VPNなどで構成される。Microsoft Exchange ActivSyncはExchange Server 2003、2007に接続し、モバイル環境と会社などの固定環境とのメールやカレンダーなどの同期が可能になるソフトウェアだ。このときVPN経由で、モバイル環境でもセキュリティを確保しながらサーバに接続ができる。関連して、認証機能も強化され、パスワードポリシー、VPN設定、証明書、メールサーバの設定に関するコンフィグレーションユーティリティも含まれているという。
さらに、App Storeというアプリケーションは、ユーザーにサードパーティ製のアプリケーションを提供するためのサービスプラットフォームとして機能する。ユーザーはApp Store経由で有料・無料のiPhone、iPod touch用アプリケーションをブラウズ・ダウンロードできる。App Storeをイントラ向けにアクセスコントロールを設定することもできるそうだ。サードパーティは、App Storeを利用する場合の決済手数料、サーバ費用、DRM関連の費用などは発生しないが、有料でアプリケーションを提供した場合、売上の30%をアップルに支払う契約となる。
このベータ版は無料版の配布もあるが、アップルのサポートなどが受けられるクローズドベータ版は、iPhone Developer Programに参加を認められたデベロッパに配布される。Standard Programの参加費用は99ドル/年であり、Enterprise Programの費用は299ドル/年となっている。
アップルは6月末までに最終的なiPhone 2.0を既存ユーザーに無料のアップデートとして配布する予定でいるが、iPod touchはアップデートを購入する必要がある。